天府杯世界囲碁プロ選手権戦

天府杯世界囲碁プロ選手権戦

天府杯世界囲碁プロ選手権戦は、2018年に始まった囲碁の国際棋戦です。中国の四川天府新区成都管理委員会などが主催し、世界各国のトッププロ棋士たちが集い、その技を競います。

大会の特徴

国際色豊かな参加者: 中国、韓国、日本、中華台北、アメリカ、ヨーロッパなど、様々な国と地域から代表選手が参加します。
高額な優勝賞金: 優勝者には200万元という高額な賞金が贈られます。
中国ルール: ルールは中国ルールが採用されています。コミは7目半。
長時間の持ち時間: 各2時間の持ち時間に加え、1分の秒読みが5回という、長時間の対局が行われます。

大会の方式

32名の選手が参加し、以下のような方式で優勝者を決定します。

1. ブロックトーナメント: 32人を2つのブロックに分け、それぞれでトーナメント戦を行います。
2. 上位進出: 各ブロックの上位2名が、次のトーナメントに進出します。
3. 決勝トーナメント: 勝ち上がった4名で再度トーナメント戦を行い、決勝に進出する2名を決定します。
4. 決勝三番勝負: 決勝戦は三番勝負で行われ、先に2勝した棋士が優勝となります。

第1回大会の結果

第1回大会は、中国13名、韓国7名、日本6名、中華台北・アメリカ・ヨーロッパ各2名の計32名が参加しました。2018年9月に北京で1回戦から各組決勝までが行われ、12月に成都市で準決勝と決勝三番勝負が行われました。

決勝戦

陳耀燁（中国）が申眞諝（韓国）を2-1で破り、初代優勝者に輝きました。

過去の対戦結果詳細

1回戦（9月21日）

A組
江維傑（中国） - アリ・ジャバリン（イスラエル）
彭立尭（中国） - 本木克弥（日本）
連笑（中国） - エリック・ルイ（アメリカ）
古力（中国） - 姜東潤（韓国）
陳耀燁（中国） - 崔哲瀚（韓国）
謝爾豪（中国） - 李昌鍋（韓国）
辜梓豪（中国） - 村川大介（日本）
山下敬吾（日本） - 王元均（中華台北）
B組
朴廷桓（韓国） - 一力遼（日本）
李東勲（韓国） - 廖元赫（中国）
檀嘯（中国） - 林君諺（中華台北）
范廷鈺（中国） - 許家元（日本）
申眞諝（韓国） - イリア・シクシン（ロシア）
党毅飛（中国） - 江鳴久（アメリカ）
唐韋星（中国） - 余正麒（日本）
金志錫（韓国） - 柯潔（中国）

2回戦（9月23日）

A組：江維傑 - 彭立尭、連笑 - 古力、陳耀燁 - 謝爾豪、辜梓豪 - 山下敬吾
B組：朴廷桓 - 李東勲、檀嘯 - 范廷鈺、申眞諝 - 党毅飛、唐韋星 - 金志錫

3回戦（9月25日）

A組：江維傑 - 連笑、陳耀燁 - 辜梓豪
B組：朴廷桓 - 檀嘯、申眞諝 - 唐韋星

各組決勝（9月26日）

A組：江維傑 - 陳耀燁
B組：朴廷桓 - 申眞諝

準決勝（12月21日）

陳耀燁 - 朴廷桓
申眞諝 - 江維傑

決勝戦（12月23-26日）

陳耀燁 2-1 申眞諝

外部リンク

新浪囲棋「第一届天府杯世界职业围棋锦标赛」
* 日本棋院「天府杯」

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