第25軍 (日本軍)

第25軍（だいにじゅうごぐん）

第25軍は、大日本帝国陸軍の軍の一つであり、主に南方作戦において重要な役割を担いました。

沿革

1941年（昭和16年）7月5日、大東亜戦争（太平洋戦争）開戦に先立ち、戦闘序列が下令され、大本営戦闘序列に編入されました。同年11月6日には南方軍戦闘序列に編入され、12月8日の開戦から翌1942年1月31日にかけてのマレー作戦を担当しました。この作戦では、マレー半島を南下し、イギリス軍を圧倒しました。

1942年2月には、シンガポールの戦いで大英帝国軍を降伏させ、その名を轟かせました。シンガポールの占領は、日本軍の南方作戦における大きな勝利の一つとなりました。

その後、1944年（昭和19年）3月22日には新設された第7方面軍戦闘序列に編入され、前年に日本の永久確保地域とされていた元オランダ領スマトラ島のブキティンギに根拠地を移しました。第25軍は、終戦までスマトラ島を拠点として任務を遂行しました。

軍概要

第25軍は、南方作戦の初期において、マレー半島やシンガポールといった重要な拠点を占領し、その後の作戦展開に大きく貢献しました。シンガポール陥落は、大英帝国にとって大きな痛手となり、その後の戦局に大きな影響を与えました。また、スマトラ島においては、終戦まで防衛任務を担い、占領地の安定化に努めました。

歴代司令官

飯田祥二郎 中将：1941年（昭和16年）6月28日 - 1941年（昭和16年）11月6日
山下奉文 中将：1941年（昭和16年）11月6日 - 1942年（昭和17年）7月1日
斎藤弥平太 中将：1942年（昭和17年）7月1日 - 1943年（昭和18年）4月8日
田辺盛武 中将：1943年（昭和18年）4月8日 - 終戦

歴代参謀長

諌山春樹 少将：1941年（昭和16年）6月28日 - 1941年（昭和16年）11月6日
鈴木宗作 中将：1941年（昭和16年）11月6日 - 1942年（昭和17年）10月7日
西大条胖 少将：1942年（昭和17年）10月7日 - 1944年（昭和19年）10月14日
谷萩那華雄 少将：1944年（昭和19年）10月14日 - 終戦

歴代参謀副長

長勇 大佐：1941年（昭和16年）6月28日 - 1941年（昭和16年）11月6日
馬奈木敬信 少将：1941年（昭和16年）11月6日 - 1942年（昭和17年）7月14日
渡辺渡 大佐：1942年（昭和17年）7月14日 - 1943年（昭和18年）8月31日
岩畔豪雄 少将：1943年（昭和18年）8月31日 - 1944年（昭和19年）1月7日
志村文雄 大佐：1944年（昭和19年）1月7日 - 1944年（昭和19年）7月21日
浜田弘 少将：1944年（昭和19年）7月21日 - 終戦／（軍政監部総務部長を兼ねる）

司令部構成

詳細な司令部構成については、資料が不足しているため、記述を省略します。

所属部隊

所属部隊についても、詳細な資料が不足しているため、記述を省略します。

脚注

詳細な脚注については、資料が不足しているため、記述を省略します。

参考文献

外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

関連項目

南方作戦
シンガポールの戦い
太平洋協会
* スマトラ横断鉄道

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