第48普通科連隊

第48普通科連隊について

第48普通科連隊は、群馬県北群馬郡榛東村の相馬原駐屯地に駐屯する、東部方面混成団隷下の普通科連隊です。この連隊は、即応予備自衛官を主体としたコア部隊として編成されており、有事の際には迅速な対応が求められます。

編成

連隊は、連隊本部、本部管理中隊、4個の普通科中隊、そして重迫撃砲中隊で構成されています。連隊長には1等陸佐が任命され、部隊の指揮を執ります。

歴史

2001年3月、第12旅団隷下の軽普通科連隊として発足しました。その後、2013年3月には通常編制の普通科連隊へと改編され、東部方面混成団に編合されました。この改編により、第4普通科中隊と重迫撃砲中隊が新たに加えられ、連隊の火力と対応力が強化されました。

訓練

訓練は、相馬原演習場や関山演習場を中心に、第12旅団管内の各駐屯地でも実施されます。実戦を想定した様々な訓練を通じて、隊員の技能向上と連携強化が図られています。

警備隊区

連隊の警備隊区は、前橋市、榛東村、渋川市、吉岡町とその周辺地域です。この地域における防衛警備や災害派遣活動が主な任務となります。

部隊編成詳細

連隊本部
本部管理中隊「48普-本」
中隊本部
連隊本部班：82式指揮通信車
情報小隊：軽装甲機動車、偵察用オートバイ
施設作業小隊：小型ドーザ、資材運搬車
通信小隊
補給小隊：3 1/2tトラック
衛生小隊：1トン半救急車
第1普通科中隊「48普-1」：高機動車 - （高田駐屯地）
第2普通科中隊「48普-2」：高機動車 - （松本駐屯地）
第3普通科中隊「48普-3」：高機動車 - （新発田駐屯地・宇都宮駐屯地）
第4普通科中隊「48普-4」：高機動車 - （新町駐屯地）
重迫撃砲中隊「48普-重」：120mm迫撃砲 RT

※（）内は訓練時に出張する駐屯地を示します。

整備支援部隊

第12後方支援隊第2整備中隊第4普通科直接支援小隊「12後支-2整」（相馬原駐屯地）：2001年3月27日から2013年3月25日
東部方面後方支援隊第303普通科直接支援中隊「303普直支」（相馬原駐屯地）：2013年3月26日から

主要装備

連隊は、以下の主要装備を保有しています。

軽装甲機動車
高機動車
1/2tトラック / 73式小型トラック
1 1/2tトラック / 73式中型トラック
3 1/2tトラック / 73式大型トラック
89式5.56mm小銃
5.56mm機関銃MINIMI
9mm拳銃
9mm機関けん銃
84mm無反動砲
110mm個人携帯対戦車弾LAM　パンツァーファウスト3
87式対戦車誘導弾
81mm迫撃砲 L16
120mm迫撃砲 RT

災害派遣

2024年1月には、群馬県高山村の養鶏場で発生した鳥インフルエンザに対応するため、災害派遣活動に従事しました。この活動では、鶏の殺処分などの支援を行い、地域社会の安全確保に貢献しました。

外部リンク

* 第48普通科連隊 (@48i_regiment) - X（旧Twitter）

まとめ

第48普通科連隊は、群馬県を拠点として、即応予備自衛官を中心に編成された精強な部隊です。平時は訓練に励み、有事の際には地域社会の安全確保のために活動しています。災害派遣にも積極的に従事し、地域住民からの信頼も厚い存在です。

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