CDMAぷりペイド

auのプリペイド式[[携帯電話]]サービス「ぷりペイド」の詳細解説

「ぷりペイド」は、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで提供していたプリペイド式[[携帯電話]]サービスです。かつては「プリペIDO」「セルプリホン」という名称で、旧IDOエリア、旧セルラーエリアでそれぞれ展開されていました。

サービス概要

「CDMAぷりペイド」は、基本的に音声通話サービスに特化しており、メールはau同士のショートメッセージサービス（Cメール）のみ利用可能でした。EZwebも利用できず、au oneのサービス連携もできませんでした。この点が、ソフトバンクモバイルのプリペイドサービスとは大きく異なり、他社携帯電話やパソコンとのメール送受信が単独ではできなかった点が特徴です。

しかし、一部の機種では、パソコンと接続してのデータ通信やFAX送受信が可能でした。2005年9月以前の機種やA5527SAなど、FAXや回線交換方式（ASYNC）に対応した機種でUSBケーブルC（C020HRA）などの通信機器を用いることで、au one netのミニミニコースなどのプロバイダ契約を通じて、モバイルインターネットやau oneメールを利用できました。

提供端末の変遷

サービス開始当初は、CDMA 1X（後のau 3G）対応機種が提供されていましたが、2005年上旬にW11K、2009年5月にはW63K、2010年1月には簡単ケータイ W62PT、2010年3月にはSportio water beat（SHY01）、2010年5月にはPRISMOID（KYX03）、2011年6月にはPT002、2012年3月にはNS02（PTX01）、2013年1月にはPT003と、CDMA 1X WIN（後のau 3G）機種が次々と提供されました。また、グローバルパスポートCDMA対応端末のA1305SAやA5527SAも対応していましたが、国外ローミングには非対応でした。

地域によって販売端末やカラーが異なっていたのも特徴です。

サービス終了までの流れ

2009年8月9日にcdmaOneおよびCDMA 1Xサービスの新規受付が終了しましたが、「CDMAぷりペイド」は対象外でした。しかし、2011年4月20日に「ぷりペイド」の新規受付も終了し、既存のauのL800MHz帯サービスの利用も2012年7月22日に終了しました。

その後、一部のau ICカード非対応機種や新800MHz帯非対応機種で「ぷりペイド」を利用していたユーザーは、au ICカード対応機種や新800MHz帯対応機種への機種変更手数料が無料となりました。

2016年11月1日には、携帯電話購入を伴う「ぷりペイド」専用電話の加入申し込み受付が終了しましたが、ユーザーが所有済みのau携帯電話を持ち込んでの加入は可能でした。

2018年11月7日には新規申し込み受付が完全に終了し、既存契約が解除された場合の再契約も不可となりました。そして、2022年3月末をもって「CDMA 1X WINサービス」が終了し、それに伴い「ぷりペイド」サービスも2021年12月15日に終了しました。

提供端末（2016年10月31日提供終了）

セット販売端末の他に、機種変更後の端末や解約端末も、手数料とチャージ用プリペイドカード購入で利用可能でした。また、既存利用者も手数料を支払えば、新品セット端末への機種変更ができました。

2016年10月1日時点では簡単ケータイ K012（KY012）がセット端末として提供されていましたが、同年10月31日に端末提供は終了しました。プリペイド契約とセットで手に入れた端末は、手続きによって他のプランへ変更することもできました。

リチャージ用カード

リチャージ用カードは「CDMAぷりペイドカード」として販売され、カード型とコンビニでのシート型（チケット型やレシート印字型）がありました。2020年6月15日に販売終了、同年12月15日に登録機能が停止されました。

金種

1000円券（3枚組販売）
3000円券（3300円相当）
5000円券（5500円相当）
10000円券

有効期限

当初はカード自体に有効期限がありましたが、2011年2月9日に廃止。2018年5月28日以降販売分には再度有効期限が設定されました。チャージ後の残高には以下の有効期限が設定されています。

ぷりペイド契約の場合:
1000円券：30日間
3000円券：60日間
5000円券：90日間
10000円券：365日間
残高が0円でも、有効期間内であれば着信は可能でした。
一般契約の場合:
金額にかかわらず、登録日から365日間有効。
チャージ額は最大60,000円まで。

通信通話料

ぷりペイド契約

国内通話料：6秒/10円
テレビ電話：不可
Cメール：送信5円/1メール、受信無料（全角最大50文字、拡張対応機は70文字相当まで）。他社SMS宛発信は不可。

一般契約

通話料：基本料プランにかかわらず15秒10円
Cメール：チャージ分から減算されず、契約中の基本料金プランによる。

チャージ分を通話料に利用する場合は、電話番号の前に1401を付けて発信する必要がありました。

市場占有率

2010年7月末時点で契約数は342,500で、KDDI全契約の1.3%を占めていました。ソフトバンクモバイルの「プリモバイル」同様に、シェアは下降傾向でした。基本使用料780円/月の「プランEシンプル」への移行も影響しました。

関連項目

モバイラーズチェック
ぷりコール
プリモバイル

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