モンゴル出身力士一覧

モンゴル出身力士一覧

この一覧は、大相撲で活躍した、または現在も活躍中のモンゴル出身力士に関するものです。特に2000年代以降、多くのモンゴル人 力士が角界入りし、その存在感を示しています。

概要

1990年代まではハワイ出身のアメリカ人 力士が目立っていましたが、2000年代に入ると、白鵬を筆頭にモンゴル出身力士が急増しました。この背景には、モンゴル相撲の技術が大相撲に応用しやすいことや、経済的な理由があります。モンゴルの平均月収が約5万9000円であるのに対し、横綱になれば年収2億円以上も可能になるという「ジャパニーズドリーム」が、多くの若者を惹きつけているのです。

しかし、文化的なギャップも存在します。冷戦時代には日本やアメリカが悪と教えられていたこと、モンゴルでは魚が神聖視されるため食べない習慣があること、白米も混ぜご飯が一般的なことなど、日本とは異なる文化に戸惑う力士も少なくありませんでした。また、モンゴルでは都市部でもビルが立ち並ぶイメージがある一方で、実際には土まみれの稽古に驚く力士もいたそうです。

横綱・大関

モンゴル出身力士で大関以上に昇進した力士は7名いますが、現役を除いた5名は全て横綱に昇進しています。つまり、モンゴル出身力士が大関に昇進した際の横綱昇進率は100％です。この驚異的な数字は、モンゴル出身力士の潜在能力の高さを物語っています。

横綱

朝青龍明徳（第68代）：ウランバートル出身
白鵬翔（第69代）：ウランバートル出身
日馬富士公平（第70代）：ゴビ・アルタイ県出身
鶴竜力三郎（第71代）：スフバートル県出身
照ノ富士春雄（第73代）：ウランバートル出身

大関

霧島鐵力：ドルノド県出身
豊昇龍智勝：ウランバートル出身

幕内

モンゴル出身の幕内力士も多数存在します。彼らは、その独特な体格と優れた運動能力で、相撲界に新たな風を吹き込んでいます。

関脇

朝赤龍太郎：ウランバートル出身
逸ノ城駿：アルハンガイ県出身
旭天鵬勝：ナライハ出身
玉鷲一朗：ウランバートル出身

小結

旭鷲山昇：ウランバートル出身
時天空慶晃：トゥブ県出身
白馬毅：トゥブ県出身

前頭

東龍強：ゴビ・アルタイ県出身
荒鷲毅：ホブド県出身
欧勝馬出気：トゥブ県出身
阿武剋一弘：ウブス県出身
鏡桜南二：ウブルハンガイ県出身
旭秀鵬滉規：ウランバートル出身
光龍忠晴：ウランバートル出身
翔天狼大士：ホブド県出身
青狼武士：ボルガン県出身
大翔鵬清洋：ウランバートル出身
貴ノ岩義司：ウランバートル出身
玉正鳳萬平：ウランバートル出身
千代翔馬富士雄：ウランバートル出身
德瀬川正直：オブス県出身
水戸龍聖之：ウランバートル出身
猛虎浪栄：ザブハン県出身
龍皇昇：ウランバートル出身

十両

十両にも、多くのモンゴル出身力士がいます。彼らは、幕内昇進を目指して日々稽古に励んでいます。

鬼嵐力：ウランバートル出身
魁猛：ウランバートル出身
城ノ龍康允：トゥブ県出身
千昇秀貴：ウランバートル出身
大勇武龍泉：ウランバートル出身
星風芳宏：トゥブ県出身
保志光信一：ウランバートル出身

その他のモンゴル系力士

モンゴル出身ではないものの、モンゴルにルーツを持つ力士も存在します。

蒼国来栄吉：中華人民共和国内モンゴル自治区出身
大青山大介：中華人民共和国内モンゴル自治区出身
北青鵬治：モンゴル生まれだが、公式プロフィールでは日本の札幌市出身とされていた。
狼雅外喜義：初土俵当初の公式プロフィールはモンゴル出身とされていたが、後にロシアに変更。


モンゴル出身力士たちは、大相撲の世界で独自の地位を築き、多くのファンを魅了しています。彼らの活躍は、相撲界に新たな刺激を与え続けています。

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