男性対女性

男性対女性（1936年の映画）

『男性対女性』は、1936年8月29日に公開された日本の映画作品です。松竹キネマが製作・配給を手掛け、監督は島津保次郎が務めました。モノクロ、スタンダードサイズで、上映時間は134分。

概要

本作は、1936年1月に竣工した松竹大船撮影所の建設を記念して製作された映画です。そのため、松竹の看板俳優たちが多数出演するオールスターキャスト作品となっています。さらに、当時人気を博していた松竹歌劇団からも、水の江瀧子をはじめとするスターたちが特別出演し、華を添えています。

スタッフ

監督：島津保次郎
原作脚色：池田忠雄、猪俣勝人、津路嘉郎
学術指導：鳥居龍造
撮影編集：水谷至宏
音楽監督：早乙女光
美術監督：金須孝
録音：土橋武夫
振付：執行正俊
装置：三林亮太郎

キャスト

渥見恭平：藤野秀夫
渥見行雄：佐分利信
渥見哲也：上原謙
藤村市造：水島亮太郎
藤村静子：吉川満子
藤村時子：田中絹代
藤村滋：磯野秋雄
津田美代子：桑野通子
津田園：飯田蝶子
山城庄太郎：河村黎吉
清瀬支店長：岩田祐吉
水上平吉：野寺正一
水上菊江：大塚君代
岡倉彦馬：上山草人
岡倉清彦：斎藤達雄
執事篠崎：新井淳
渥見商会社員：武田春郎、奈良真養、石山隆嗣、山内光
時子の友秋子：高杉早苗
牧場の男達：坂本武、小倉繁
婦人教風会幹事：岡村文子、青木しのぶ、雲井つる子
上海のレヴューガール：小桜葉子、東山光子、築地まゆみ
上海社員：河原侃二、西村青児
演出助手：小林十九二、谷麗光、仲英之助、小藤田正一
その他：坪内美子、浪花友子、高松栄子、青山万里子、二葉かほる、香取千代子、忍節子、森川まさみ
特別出演：水の江滝子、オリエ津阪、長門美千代、井草鈴子、松竹少女歌劇団、パラマウント・ショウ、ハレル・アンド・ロバート、ジョウ・フォレン


『男性対女性』は、松竹の威信をかけて製作された映画であり、当時の映画界における豪華な顔ぶれが集結した作品として知られています。松竹大船撮影所の完成を祝う意味合いも込められており、その豪華さは、当時の観客を大いに魅了しました。現在では、貴重な映画史資料として評価されています。

外部リンク

男性対女性 - 日本映画データベース
男性対女性 - allcinema
* 『松竹大船撮影所建設記念映画 男性対女性』（寒川文書館所蔵）「デジタルアーカイブシステムADEAC」収録

もう一度検索