重枝豊英

重枝豊英（しげえだ とよえい）

重枝豊英氏は、1952年8月1日生まれの日本の外交官です。鹿児島県出身で、神奈川県立湘南高等学校を経て、1977年に中央大学法学部を卒業しました。1981年に外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外交官としての経歴

重枝氏は、オーストリア、スイス、エジプトなど、様々な国での大使館勤務を経験しました。また、本省では大臣官房査察室長、通産省生活産業局関連産業課長、経済産業省大臣官房参事官（環境担当）、領事移住部旅券課長などの要職を歴任しました。2004年には在ウィーン国際機関日本政府代表部参事官に就任し、その後同公使も務めました。

その後、フランクフルト総領事、ホノルル総領事といった重要なポストを歴任し、2015年には駐リトアニア特命全権大使に任命されました。駐リトアニア大使としては、2017年に日本とリトアニアとの間の租税条約締結に尽力し、両国間の経済関係強化に貢献しました。

外交官退任後

2019年に日本体育大学特任講師に就任し、後進の育成にも力を注ぎました。2020年には福山通運の取締役に就任し、ビジネスの世界でも活躍しています。

著書

重枝氏は、外交官としての経験を活かし、『リトアニアと杉原千畝』という著書を2022年4月に出版しました。この書籍では、リトアニアと日本の歴史的なつながりや、第二次世界大戦中にユダヤ人を救った杉原千畝氏の功績について深く掘り下げています。

同期入省の外交官

重枝氏と同期には、以下のような著名な外交官がいます。

兼原信克（元国家安全保障局次長）
泉裕泰（日本台湾交流協会台北事務所長）
上月豊久（元ロシア大使）
岡村善文（元OECD大使）
山田彰（元ブラジル大使）
上村司（日本国政府代表（中東和平担当特使））
佐藤地（元ハンガリー大使）
側嶋秀展（元ミクロネシア大使）
香川剛廣（国際貿易・経済担当大使）
石兼公博（元国連大使）
高岡正人（元クウェート大使）
高木昌弘（駐ドミニカ共和国大使）
冨田浩司（駐米大使）
川村裕（元ノルウェー大使）
川村泰久（カナダ大使）
嘉治美佐子（元クロアチア大使）
宮島昭夫（元ポーランド大使）
石井哲也（元トンガ大使）
岡田誠司（元バチカン大使）
冨永純正（青年海外協力協会会長）
奥克彦（イラク日本人外交官射殺事件犠牲者）
伊藤光子（世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長）
福嶌教輝（駐メキシコ大使）
福嶌香代子（ナッシュビル総領事）

重枝豊英氏は、長年にわたる外交官としての経験と、幅広い分野での活躍を通して、日本の国際的な地位向上に貢献してきた人物と言えるでしょう。

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