福嶌教輝

福嶌教輝（ふくしま のりてる）

プロフィール

福嶌教輝氏は、1958年8月27日にメキシコシティで生まれました。日本の外交官であり、現在はメキシコ駐箚特命全権大使を務めています。心臓血管外科医の福嶌教偉氏、スペイン語学者の福嶌教隆氏は実兄です。

生い立ちと学歴

福嶌氏は、伊藤忠商事の社員であった父親の仕事の関係でメキシコで生まれました。幼少期をメキシコで過ごした後、日本に帰国。1980年に京都大学法学部在学中に外務省公務員採用上級試験に合格し、1981年に同大学を卒業後、外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

福嶌氏は、外務省に入省後、様々な部署や在外公館で勤務しました。そのキャリアは、多岐にわたります。

1993年8月：国連代表部（ニューヨーク駐在）一等書記官
1996年1月：在アルゼンチン日本国大使館一等書記官
1998年1月：参事官
1998年8月：外務省大臣官房領事移住部邦人保護課邦人特別対策室長
2000年5月：外務省中南米局中南米第一課長
2003年8月：在スペイン日本国大使館参事官
2005年1月：駐墨公使
2006年7月：駐伊公使
2008年8月：外務省大臣官房参事官兼欧州局
2010年9月6日：在スペイン日本国大使館公使
2012年7月24日：サンパウロ総領事
2015年5月25日：アルゼンチン駐箚特命全権大使
2019年8月2日：二千二十年東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当特命全権大使
2019年8月9日：東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アンバサダー・フォー・インターナショナル・リレーションズ
2021年10月8日：駐メキシコ特命全権大使

これらの役職を通じて、国際情勢に対する深い理解と、外交官としての卓越した手腕を発揮してきました。

同期入省者

福嶌氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような方々がいます。多くの方が大使や要職を歴任しています。

兼原信克（元国家安全保障局次長、元内閣官房副長官補）
泉裕泰（日本台湾交流協会台北事務所長、元バングラデシュ大使）
上月豊久（元ロシア大使）
岡村善文（OECD大使、元人権人道担当大使）
山田彰（元ブラジル大使、元メキシコ大使）
上村司（日本国政府代表（中東和平担当特使）、元サウジアラビア大使）
佐藤地（元ハンガリー大使、元ユネスコ大使）
側嶋秀展（元ミクロネシア大使、元ザンビア大使）
香川剛廣（国際貿易・経済担当大使、元エジプト大使）
石兼公博（元国連大使、元カナダ大使）
高岡正人（元クウェート大使、元モンゴル大使、元シドニー総領事、元イラク大使）
高木昌弘（ドミニカ共和国大使、元クリチバ総領事）
冨田浩司（駐米大使、元韓国大使、元イスラエル大使）
川村裕（元ノルウェー大使、元沖縄大使、元コートジボワール兼トーゴ兼ニジェール大使）
川村泰久（元カナダ大使）
嘉治美佐子（元クロアチア大使、元ジュネーヴ代表部大使）
宮島昭夫（元ポーランド大使、元トルコ大使）
重枝豊英（元リトアニア大使）
石井哲也（元トンガ大使）
岡田誠司（元バチカン大使、元南スーダン大使）
冨永純正（元青年海外協力協会会長、元コンゴ民主共和国大使）
奥克彦（イラク日本人外交官射殺事件犠牲者）
伊藤光子（世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長）
福嶌香代子（元ナッシュビル総領事）

人物像

福嶌氏は、その生い立ちから国際感覚に優れており、外務省での豊富な経験を通じて、外交官としての能力を磨いてきました。メキシコ生まれということもあり、スペイン語にも堪能です。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当特命全権大使を務めたことからも、幅広い分野で活躍していることがわかります。現在はメキシコ大使として、両国間の友好関係の促進に尽力しています。

外部リンク

Noriteru Fukushima (@EmbFukushima) - X（旧Twitter）（スペイン語）

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