ウズベキスタン陸軍

ウズベキスタン陸軍

ウズベキスタン陸軍は、ウズベキスタン共和国の陸軍組織です。

概要

1991年のソ連崩壊後、1992年1月14日にウズベキスタン共和国最高会議は、国内に所在する旧ソ連軍の軍事部隊と資産をウズベキスタンの管轄下とすることを決定しました。これを受けて同年2月、ウズベキスタンに駐留していた旧ソ連軍のトルキスタン軍管区第1軍を基幹として、ウズベキスタン陸軍が新編されました。

設立当初のウズベキスタン軍は規模が大きすぎたため、設立から半年ほどはロシア軍との合同司令部が設けられ、陸軍もその指揮下に置かれました。1992年8月からはウズベキスタン国防省の指揮下に入っています。

現在、ウズベキスタンでは12ヶ月の徴兵制が敷かれており、2023年時点での総兵力は24,500人です。陸軍は5つの軍管区に分かれており、以下の部隊を擁しています。

1個機甲旅団
11個機械化歩兵旅団
1個空中襲撃旅団
1個空挺旅団
1個山岳旅団
1個特殊作戦旅団
3個砲兵旅団
1個ロケット砲旅団

ウズベキスタンはロシアとの関係が深い一方で、対テロ戦においてはアメリカ、イギリス、トルコなどから訓練支援を受けています。

装備

ウズベキスタン陸軍は、多様な装備を保有しています。以下はその一部です。

戦車
T-72 ×70両
T-64B/MV ×100両
T-62 ×170両
歩兵戦闘車/空挺戦闘車
BMP-2 ×270両
BTR-82A ×100両（推定）
BMD-2 ×9両
BMD-1 ×120両
偵察戦闘車
BRM-1 ×6両
BRDM-2 ×13両
装甲兵員輸送車
BTR-D ×50両
BTR-80 ×210両
BTR-70 ×25両
BTR-60 ×24両
Ejder Yalcin ×24両
マックスプロ・プラス ×50両
クーガー 4×4歩兵機動車 ×不詳
クーガー 汎用装甲車 ×7両
タイフーン-K 4×4 ×5両
M-ATV ×4両以上
ティーグル-M ×複数両
工兵・支援車両
マックスプロ 装甲回収車 ×20両
対戦車兵器
MT-12/T-12 対戦車砲 ×36門
9K111 対戦車ミサイル
9K11 対戦車ミサイル
自走多連装ロケット砲
BM-21 グラート ×36両
9P138 グラート1 ×24両
9P140 ウラガン ×48両
自走砲、榴弾砲など
2S1 グヴォズジーカ 122mm自走榴弾砲 ×18両
2S3 アカーツィヤ 152mm自走榴弾砲 ×17両以上
2S5 ギアツィント 152mm自走カノン砲 ×不詳
2S7 ピオン 203mm自走カノン砲 ×48両
D-30 122mm榴弾砲 ×60門
2A36 ギアツィントB 152mmカノン砲 ×140門
迫撃砲
2S9 ノーナ-S 120mm自走迫撃砲 ×54両
BM-43 82mm迫撃砲
2B11 120mm迫撃砲 ×5門
2S12 120mm迫撃砲 ×19門
M-120 120mm迫撃砲 ×18門
防空兵器
QW-18 携帯式地対空ミサイル
小火器
マカロフ 自動拳銃
PSM 自動拳銃
AKM 自動小銃
AK-74 自動小銃
AKS-74U 自動小銃
SVD 狙撃銃
RPK 分隊支援機関銃
RPK-74 分隊支援機関銃
PK 汎用機関銃
NSV 重機関銃
* RPG-7 携帯対戦車火器

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