中世武士選書

『中世武士選書』は、戎光祥出版から刊行されている歴史書シリーズです。中世から戦国時代にかけての武士や氏族に焦点を当て、その人物像や歴史的背景を深く掘り下げています。各巻はそれぞれの専門家によって執筆され、最新の研究成果を踏まえた詳細な解説が特徴です。

本書は、特定の武将や氏族にスポットライトを当てることで、歴史の表舞台だけでなく、地方の英雄や知られざる人物の活躍にも光を当てています。これにより、読者は歴史を多角的に捉え、より深く理解することができるでしょう。

以下に、刊行されている書籍の一部を紹介します。

磯貝正義『武田信重』(2010年5月)
河村昭一『安芸武田氏』(2010年5月)
冨田勝治『羽生城と木戸氏』(2010年11月)
近藤義雄『箕輪城と長野氏』(2011年1月)
平山優『穴山武田氏』(2011年2月)
横山住雄『武田信玄と快川和尚』(2011年6月)
峰岸純夫『新田岩松氏』(2011年9月)
黒田基樹『戦国北条氏五代』(2012年1月)
渡辺三省『本庄氏と色部氏』(2012年5月)
横山住雄『織田信長の尾張時代』(2012年6月)
江田郁夫『下野長沼氏』(2012年6月)
渡邊大門『備前浦上氏』(2012年10月)
久保田順一『上杉憲顕』(2012年11月)
松岡久人『大内義弘』(2013年1月)
野口実『坂東武士団と鎌倉』(2013年5月)
川添昭二『菊池武光』(2013年6月)
若松和三郎『戦国三好氏と篠原長房』(2013年10月)
久保田順一『新田義重―北関東の治承・寿永内乱』(2013年11月)
丸島和洋『郡内小山田氏―武田二十四将の系譜』(2013年12月)
米原正義『大内義隆―名将が花開かせた山口文化』(2014年4月)
藤井崇『大内義興―西国の「覇者」の誕生』(2014年6月)
大島延次郎『北畠顕家―奥州を席捲した南朝の貴族将軍』(2014年6月)
佐藤圭『朝倉孝景―戦国大名朝倉氏の礎を築いた猛将』(2014年10月)
森田真一『上杉顕定―古河公方との対立と関東の大乱』(2014年12月)
小和田哲男『駿河今川氏十代ー戦国大名への発展の軌跡』(2015年1月)
黒田基樹『長尾景仲―鎌倉府を主導した陰のフィクサー』(2015年4月)
松本一夫『小山氏の盛衰ー下野名門武士団の一族史』(2015年5月)
久保田順一『新田三兄弟と南朝―義顕・義興・義宗の戦い』(2015年7月)
横山住雄『斎藤道三と義龍・龍興―戦国美濃の下克上』(2015年9月)
岡田清一『相馬氏の成立と発展―名門千葉一族の雄』(2015年10月)
天野忠幸『三好一族と織田信長―「天下」をめぐる覇権戦争』(2016年3月)
亀田俊和『高一族と南北朝内乱―室町幕府草創の立役者』(2016年3月)
山田康弘『足利義稙ー戦国に生きた不屈の大将軍』(2016年5月)
久保田順一『上杉憲政―戦国末期、悲劇の関東管領』(2016年7月)
森嘉兵衛『南部信直―戦国の北奥羽を制した計略家』(2016年11月)
真鍋淳哉『三浦道寸―伊勢宗瑞に立ちはだかった最大のライバル』(2016年12月)
新名一仁『島津貴久―戦国大名島津氏の誕生』(2017年4月)
菱沼一憲『源頼朝―鎌倉幕府草創への道』(2017年7月)
野田浩子『井伊直政―家康筆頭家臣への軌跡』(2017年9月)
久野雅司『足利義昭と織田信長―傀儡政権の虚像』(2017年10月)
中西裕樹『戦国摂津の下克上─高山右近と中川清秀』(2019年8月)
平山優『武田信虎―覆される「悪逆無道」説』(2019年11月)
黒田基樹『太田道灌と長尾景春―暗殺・叛逆の戦国史』(2019年12月)
木下昌規『足利義晴と畿内動乱―分裂した将軍家』(2020年9月)
木下昌規『足利義輝と三好一族―崩壊間際の室町幕府』(2021年11月)
横山住雄『斎藤妙椿・妙純―戦国下克上の黎明』(2023年1月)
久保田順一『上野武士と南北朝内乱―新田・上杉・白旗一揆』(2023年2月)
豊田祥三『九鬼嘉隆と九鬼水軍―戦国最強を誇った水軍大将の興亡』(2023年8月)
松山充宏『桃井直常とその一族―鬼神の如き堅忍不抜の勇将』(2023年10月)
横山住雄『美濃土岐氏―平安から戦国を駆け抜けた本宗家の戦い』(2024年3月)
伊藤喜良『結城宗広・親朝―南北朝争乱に生き残りをかけた雄族の選択』(2024年5月)
横山住雄『織田信秀―信長飛躍の足がかりを築いた猛将』(2024年8月)

『中世武士選書』は、歴史愛好家だけでなく、専門的な研究者にとっても貴重な資料となるでしょう。各巻を通じて、中世・戦国時代の武士たちの生き様や、当時の社会情勢を深く理解することができます。

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