出雲駐屯地
陸上自衛隊出雲駐屯地
島根県出雲市松寄下町に位置する陸上自衛隊出雲駐屯地は、第13偵察戦闘大隊をはじめとする部隊が駐屯する重要な拠点です。この記事では、その歴史、部隊編成、そして周辺の交通や重要施設について詳しく解説します。
概要
かつては出西訓練場が最寄りの演習場でしたが、現在は使用されていません。そのため、鳥取県の日光演習場、岡山県の日本原演習場、広島県の原村演習場が主に利用されています。駐屯地司令は、第13偵察戦闘大隊長が兼務しています。
沿革
保安隊出雲駐屯地時代
陸上自衛隊出雲駐屯地時代
- - 1954年（昭和29年）7月1日：陸上自衛隊へ移管。第8連隊第1大隊は第8普通科連隊第1大隊に、第33会計隊第2分遣隊は第357会計隊に改称されました。
- - 1957年（昭和32年）12月：第303地区施設隊が千僧駐屯地から移駐しました。
- - 1962年（昭和37年）1月18日：第13特科連隊第1特科大隊、第13対戦車隊、第13偵察隊が新編されました。一方で、第8普通科連隊第1大隊は米子駐屯地へ移駐しました。
- - 1990年（平成2年）3月26日：第303地区施設隊が第349施設中隊に改編され、第7施設群に編合されました。
- - 1999年（平成11年）3月29日：第13特科連隊第1特科大隊が日本原駐屯地へ移駐・改編され、第13対戦車隊は第13対戦車中隊に改編されました。また、第349施設中隊が三軒屋[[駐屯地]]に移駐し、第304施設隊が新編されて第4施設団に編合されました。
- - 2004年（平成16年）3月29日：中部方面後方支援隊第104施設直接支援大隊第1直接支援隊（第304施設隊を支援）、第13後方支援隊第2整備中隊偵察直接支援小隊（第13偵察隊を支援）、第13後方支援隊第2整備中隊対戦車直接支援班（第13対戦車中隊を支援）が新編されました。
- - 2008年（平成20年）3月26日：第13偵察隊が増強改編された一方で、第13対戦車中隊と第13後方支援隊第2整備中隊対戦車直接支援班が廃止されました。
- - 2015年（平成27年）3月26日：会計隊の改編に伴い、第357会計隊が廃止され、第356会計隊出雲派遣隊が設置されました。
- - 2017年（平成29年）3月27日：第301施設小隊が廃止されました。
- - 2024年（令和6年）3月21日：第13偵察隊と第13戦車中隊（日本原駐屯地）が統合され、第13偵察戦闘大隊が新編されました。
駐屯部隊
出雲駐屯地には、以下の部隊が駐屯しています。
中部[[方面隊]]隷下部隊
- - 第13旅団
- 第13後方支援隊
- 第2整備中隊
- 偵察戦闘直接支援隊：第13偵察戦闘大隊を支援
- - 第4施設団
- - 中部方面後方支援隊
- 第1直接支援隊：第304施設隊を支援
- - 中部方面会計隊
- 出雲派遣隊
- - 中部方面システム通信群
- 第312基地通信中隊
- 出雲派遣隊
- - 出雲駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
- - 中部方面警務隊
- 出雲連絡班
最寄りの幹線交通
出雲駐屯地へのアクセスは、以下の交通手段が利用できます。
- - 高速道路：山陰自動車道出雲IC
- - 一般道：国道9号、国道54号、国道184号、国道431号、島根県道162号大社立久恵線、島根県道243号出雲空港線
- - 鉄道：西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）山陰本線出雲市駅、一畑電車大社線出雲大社前駅
- - 港湾：浜田港、三隈港、西郷港（重要港湾）
- - 飛行場：出雲空港（出雲縁結び空港、地方管理空港）、石見空港（萩・石見空港、地方管理空港）、美保[[飛行場]]（米子空港、米子鬼太郎空港、共用空港）
重要施設
周辺には、以下の重要な施設があります。
- - 三隅発電所（出力100.0万kW。石炭）（浜田市）
- - 西島根変電所（超高圧変電所）（益田市）
- - 東益田変電所（一次変電所）（益田市）
- - 金城変電所（一次変電所）（浜田市）
- - 西島根幹線（新西広島変電所から西島根変電所まで、亘長46.6 kmの、500 kV送電線路）
- - 中国中幹線（西島根変電所から日野変電所まで、亘長152.8 kmの、500 kV送電線路）
- - 来島ダム（飯石郡飯南町）
脚注
外部リンク
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