2008年の道路

2008年（平成20年）は、日本の道路交通において重要な変化が数多く見られた年でした。各地で新たな高速道路が開通し、既存の道路の拡幅や無料開放も進められました。以下に、その主な出来事を月ごとにまとめてご紹介します。

2008年の主な道路関連の出来事

1月

1月19日：阪神高速8号京都線の上鳥羽出入口から第二京阪道路・阪神高速接続部（5.5km）および第二京阪道路の接続部から巨椋池IC（0.9km）が開通しました。
1月24日：三陸自動車道矢本石巻道路の鳴瀬奥松島IC - 石巻河南IC間（12.4km）が無料開放されました。
1月29日：山陰自動車道松江道路の松江中央IC前後の区間（1.0km）が2車線から4車線に拡幅されました。

2月

2月15日：都城志布志道路末吉松山有明道路の松山IC - 有明北IC間（4.1km）が開通しました。
2月23日：新名神高速道路の亀山連絡路（亀山JCT - 亀山西JCT、5.3km）、亀山西JCT - 大津JCT（42.0km）、大津連絡路（大津JCT - 草津田上IC、2.4km）が開通しました。これにより、名神高速道路支線（草津田上IC - 草津JCT）が新名神高速道路大津連絡路に路線名称変更されました。また、山陰自動車道萩・三隅道路の明石IC/PA - 三隅IC間（7.1km）も開通しました。

3月

3月1日：北関東自動車道波志江PAが供用開始されました。
3月8日：北関東自動車道の伊勢崎IC - 太田桐生IC間（16.0km）が開通しました。
3月9日：江府三次道路高道路の全線（3.0km）が開通しました。
3月15日：北関東自動車道の宇都宮上三川IC - 真岡IC間（7.5km）が開通しました。
3月16日：釜石自動車道仙人峠道路滝観洞ICが供用開始され、中国自動車道筒賀BSが筒賀PAに併設されました。
3月17日：国道1号静清バイパスの静岡市清水区八坂西 - 鳥坂IC間（4.1km）が2車線から4車線に拡幅されました。
3月20日：新名神高速道路土山BSが土山SAに併設されました。
3月22日：国道506号那覇空港自動車道豊見城東道路の豊見城IC - 豊見城・名嘉地IC間（2.7km）および中九州横断道路千歳大野道路の千歳IC - 大野IC間（8.7km）が開通しました。
3月24日：国道1号静清バイパス能島ICが供用開始され、昭府IC - 平和IC間が高架化供用されました。
3月25日：長崎南環状線の戸町IC - 新戸町IC間（1.1km）が開通しました。
3月29日：首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の鶴ヶ島JCT - 川島IC間（7.7km）、甲賀湖南道路栗東水口道路の湖南市岩根 - 湖南市菩提寺間（6.4km）、山陰自動車道名和・淀江道路の名和IC - 大山IC間（4.7km）、有明海沿岸道路大牟田高田道路の大牟田IC - 高田IC間（9.8km）、高田大和バイパス・大川バイパスの大和南IC - 大川中央IC間（12.0km）が開通しました。
3月30日：東北中央自動車道主寝坂道路の金山北IC - 中田仮出入口（現・外沢IC）間（4.9km）、紀勢自動車道那智勝浦新宮道路の新宮市三輪崎 - 那智勝浦IC間（8.9km）、鳥取自動車道志戸坂峠道路の智頭南IC - 智頭IC間（9.6km）が開通し、鳥取自動車道志戸坂峠道路の尾見ICが智頭南ICに名称変更、福原PAが供用開始されました。
3月31日：南九州西回り自動車道鹿児島道路美山ICが供用開始され、本坂トンネル有料道路が全線無料開放、鹿児島県道274号薩摩万世停車場線、鹿児島県道292号南田布施停車場線、鹿児島県道293号北田布施停車場線が路線廃止となりました。

4月

4月1日：鳥取自動車道志戸坂峠道路福原BSが供用開始されました。
4月5日：勝浦有料道路が全線無料開放されました。
4月11日：伊豆縦貫自動車道天城北道路の修善寺IC - 大平IC間（1.6km）が開通しました。
4月12日：北関東自動車道の桜川筑西IC - 笠間西IC間（8.9km）が開通しました。
4月13日：中央自動車道飯田山本ICが供用開始され、国道474号三遠南信自動車道飯喬道路の飯田山本IC - 天龍峡IC間（7.2km）が開通、茶臼山高原道路が全線無料開放されました。
4月19日：福岡都市高速5号線の堤出入口 - 野芥出入口間（3.1km）が開通しました。
4月20日：紀勢自動車道熊野尾鷲道路の尾鷲南IC - 三木里IC間（5.3km）が開通しました。
4月26日：九州中央自動車道北方延岡道路の北方IC - 舞野IC間（6.4km）が開通しました。

5月

5月22日：国道113号赤湯バイパスの南陽市鍋田 - 南陽市島貫間（2.0km）が開通しました。
5月28日：務安-光州高速道路羅州IC - 西光州IC間（11.0km）が開通しました。

6月

6月1日：阪神高速8号京都線の山科出入口 - 鴨川東出入口間（2.7km）が開通しました。
6月20日：尾張パークウェイが全線無料開放されました。
6月28日：東九州自動車道の津久見IC - 佐伯IC間（13.0km）が開通しました。

7月

7月1日：中伊豆バイパスが全線無料開放されました。
7月5日：東海北陸自動車道の飛驒清見IC - 白川郷IC間（24.9km）が開通しました。
7月18日：首都圏中央連絡自動車道狭山PAが供用開始され、東海北陸自動車道の瓢ヶ岳PA - 郡上八幡IC間（8.3km）が2車線から4車線に拡幅されました。
7月31日：高知自動車道の馬立PA - 大豊IC間（13.7km）および南国SA - 高知IC間（2.3km）が2車線から4車線に拡幅されました。

8月

8月3日：国道4号花巻東バイパス（3.3km）が開通しました。埼玉県さいたま市では、5号池袋線下りを走行中のタンクローリーが横転炎上する事故が発生しました。
8月5日：国道4号平泉バイパス（3.4km）が開通しました。
8月11日：大分自動車道大分光吉IC（宮崎方面側出入口）が供用開始されました。
8月30日：旭川紋別自動車道奥白滝ICが供用開始されました。

9月

9月1日：那須甲子有料道路が全線無料開放されました。
9月4日：真鶴道路（旧道）が全線無料開放されました。
9月13日：京都縦貫自動車道丹波綾部道路の綾部安国寺IC - 京丹波わちIC間（7.7km）が開通しました。
9月30日：河野海岸有料道路が全線無料開放されました。

10月

10月1日：西神戸有料道路が全線無料開放されました。
10月25日：国道3号黒崎バイパスの黒崎北ランプ - 陣原ランプ間（2.9km）が開通しました。
10月26日：松戸三郷有料道路が全線無料開放されました。

11月

11月11日：山陽自動車道山口JCTが供用開始され、平沢-忠州高速道路の南安城IC - 大所JCT間（21.2km）が開通しました。
11月14日：磐越自動車道の船引三春IC - 郡山東IC間（4.9km）が2車線から4車線に拡幅されました。
11月17日：釧路中標津道路阿歴内道路の川上郡標茶町阿歴内 - 川上郡標茶町塘路間（0.8km）が開通しました。馬山外郭高速道路が南海高速道路に、南海高速道路が南海高速道路第一支線に路線名称変更されました。
11月24日：山陰近畿自動車道東浜居組道路の東浜IC - 居組IC間（3.5km）が開通しました。
11月29日：帯広広尾自動車道川西中札内道路の幸福IC - 中札内IC間（6.0km）が開通しました。
11月30日：磐越自動車道のいわきJCT - いわき三和IC間（4.1km）および差塩PA - 小野IC間（7.2km）が2車線から4車線に拡幅されました。

12月

12月20日：北関東自動車道の真岡IC - 桜川筑西IC間（14.9km）が開通し、壬生PAおよび笠間PAが供用開始されました。
12月25日：金谷御前崎連絡道路金谷相良道路の倉沢IC - 牧之原IC間（5.3km）が開通しました。
* 12月29日：釜山-蔚山高速道路海雲台IC - 蔚山JCT間（47.2km）が開通しました。

2008年は、高速道路網の拡充、地域高規格道路の整備、そして有料道路の無料開放が進んだ年であり、日本の道路交通体系にとって重要な転換期となりました。

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