第26普通科連隊

第26普通科連隊

概要

第26普通科連隊は、北海道留萌市に所在する留萌駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第2師団隷下の普通科連隊です。連隊長は1等陸佐が務め、連隊本部、本部管理中隊、4個の普通科中隊、および重迫撃砲中隊で編成されています。特筆すべきは、第4普通科中隊のみが旭川駐屯地に駐屯している点です。連隊長は留萌駐屯地司令を兼務しています。

警備担任区域は、留萌振興局の管轄地域と幌延町で、1市7町1村をカバーしています。

沿革

第26普通科連隊の歴史は、以下の通りです。

前身：第3連隊第3大隊

1953年11月20日：普通科第3連隊第3大隊が名寄駐屯地から留萌駐屯地に移駐しました。
1954年7月1日：第3連隊第3大隊は、第3普通科連隊第3大隊に称号変更されました。

第10普通科連隊第1大隊への改編

1954年7月26日：第3普通科連隊第3大隊が第10普通科連隊第1大隊に改称されました。

第26普通科連隊の編成

1962年1月18日：第2管区隊の第2師団への改編に伴い、第10普通科連隊第1大隊を基幹として第26普通科連隊が留萌駐屯地で編成完結しました。
1988年3月25日：第2師団の近代化改編により、自動車化されました。
1995年3月28日：部隊改編が行われ、対戦車中隊が廃止され、第2対戦車隊の一部要員と装備を基に新たな対戦車部隊が編成されました。また、装備の更新も行われ、60式自走迫撃砲から81mm迫撃砲L16や120mm迫撃砲RTに換装されました。さらに、コア化編成であった第4普通科中隊が廃止され、第9普通科連隊の廃止に伴う処置として、旭川駐屯地で再編成されました。連隊本部には教育隊が編成されました。
2001年9月：FTC訓練に初参加し、陣地突入で成功を収めました。この際、主力となったのは第4普通科中隊で、元第9普通科連隊の出身者が中心でした。
2008年3月26日：後方支援体制の変換に伴い、整備部門が第2後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊に移管されました。
2011年4月22日：対戦車中隊が廃止されました。
2016年3月28日：本部管理中隊に対舟艇対戦車小隊が編成され、中距離多目的誘導弾システムが導入されました。
2022年3月17日：第1普通科中隊が軽装甲機動車化中隊に改編されました。

部隊編成

第26普通科連隊は、以下の部隊で構成されています。

第26普通科連隊本部
本部管理中隊：「26普-本」
中隊本部
連隊本部班：82式指揮通信車
対舟艇対戦車小隊：中距離多目的誘導弾システム
情報小隊：軽装甲機動車、偵察用オートバイ
施設作業小隊：小型ドーザ、資材運搬車
通信小隊
補給小隊：3 1/2tトラック
衛生小隊：1トン半救急車
第1普通科中隊：「26普-1」：軽装甲機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16
第2普通科中隊：「26普-2」：高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16
第3普通科中隊：「26普-3」：高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16
第4普通科中隊：「26普-4」（旭川駐屯地）：高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16 ※廃止された第9普通科連隊の隊員を母体に構成
重迫撃砲中隊：「26普-重」：120mm迫撃砲 RT
教育隊（連隊本部直轄）：1995年に編成。隊長と運用訓練幹部は連隊本部要員、それ以外は各部隊からの差し出し要員で構成。
整備支援部隊：第2後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊「2後支‐2整‐3」（留萌駐屯地・旭川駐屯地）

主要装備

96式装輪装甲車
軽装甲機動車
高機動車
1/2tトラック / 73式小型トラック
1 1/2tトラック / 73式中型トラック
3 1/2tトラック / 73式大型トラック
89式5.56mm小銃
5.56mm機関銃MINIMI
84mm無反動砲
中距離多目的誘導弾
01式軽対戦車誘導弾
81mm迫撃砲 L16
120mm迫撃砲 RT

警備隊区

留萌振興局と幌延町の1市7町1村

廃止部隊

第26普通科連隊対戦車中隊：2011年4月22日に廃止されました。

関連項目

第3即応機動[[連隊]]
第25普通科[[連隊]]
第9普通科連隊

脚注

出典

外部リンク

陸上自衛隊 留萌駐屯地ウェブサイト'>陸上自衛隊 留萌駐屯地ウェブサイト
* 陸上自衛隊　留萌駐屯地【公式】(@jgsdf_RUMOI'>陸上自衛隊　留萌駐屯地【公式】(@jgsdf_RUMOI) - Twitter - Twitter)

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