航空自衛隊は、日本を守るための重要な組織であり、様々な役割を持つ「団」によって構成されています。これらの団は、それぞれ特定の任務を担い、
航空自衛隊の活動を支えています。以下に、各団の概要と所属基地について詳しく解説します。
航空団
航空団は、戦闘機や輸送機などを運用し、防空、対地攻撃、輸送などの作戦任務を遂行する部隊です。
第1航空団:
所在地:
浜松基地(
静岡県)
主な任務:戦闘機運用、パイロット育成
第2航空団:
所在地:千歳基地(北海道)
主な任務:北部方面の防空
第3航空団:
所在地:三沢基地(
青森県)
主な任務:北部方面の防空、対艦攻撃
第4航空団:
所在地:松島基地(宮城県)
主な任務:アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の運用
第5航空団:
所在地:
新田原基地(
宮崎県)
主な任務:南西方面の防空、パイロット育成
第6航空団:
所在地:小松基地(石川県)
主な任務:中部方面の防空
第7航空団:
所在地:百里基地(
茨城県)
主な任務:首都圏防空
第8航空団:
所在地:築城基地(福岡県)
主な任務:西部方面の防空、対艦攻撃
第9航空団:
所在地:那覇基地(
沖縄県)
主な任務:南西方面の防空
航空警戒管制団
航空警戒管制団は、日本の空域を監視し、航空機の識別や管制を行う部隊です。レーダーサイトや管制システムを運用し、日本の防空体制を支えています。
北部航空警戒管制団:
所在地:三沢基地(青森県)
主な任務:北部方面の空域監視・管制
中部航空警戒管制団:
所在地:
入間基地(
埼玉県)
主な任務:中部方面の空域監視・管制
西部航空警戒管制団:
所在地:春日基地(福岡県)
主な任務:西部方面の空域監視・管制
南西航空警戒管制団:
所在地:那覇基地(
沖縄県)
主な任務:南西方面の空域監視・管制
飛行教育団
飛行教育団は、航空自衛隊のパイロットを育成する部隊です。初等操縦課程から戦闘機パイロット課程まで、様々な段階の教育訓練を実施しています。
第11飛行教育団:
所在地:静浜基地(静岡県)
主な任務:初等操縦課程の教育
第12飛行教育団:
所在地:防府北基地(
山口県)
主な任務:初等操縦課程の教育
第13飛行教育団:
所在地:芦屋基地(福岡県)
主な任務:初等操縦課程の教育
その他の団
上記以外にも、
航空自衛隊には様々な役割を持つ団が存在します。
警戒航空団:
所在地:
浜松基地(
静岡県)
主な任務:早期警戒機(E-767)の運用
航空救難団:
所在地:入間基地(埼玉県)
主な任務:航空機事故や災害時の救助活動
航空戦術教導団:
所在地:横田基地(
東京都)
主な任務:航空戦術の研究・開発、パイロットの戦術訓練
飛行開発実験団:
所在地: 岐阜基地(岐阜県)
主な任務:航空機の開発・試験
これらの団は、それぞれが連携し、日本の空の安全を守るために重要な役割を果たしています。