2月30日 (旧暦)

旧暦2月30日

旧暦2月30日は、太陰太陽暦における2月の最終日です。ただし、旧暦の月は29日または30日であるため、年によっては2月30日が存在しない場合もあります。グレゴリオ暦には存在しない日付ですが、旧暦特有の暦法によるものです。六曜ではこの日が「先勝」にあたります。

この日に起きた出来事

歴史上、旧暦2月30日には様々な出来事が記録されています。以下に、重要な出来事を年代順に記します。日付はグレゴリオ暦に換算した日付も併記しています。

天平5年（ユリウス暦733年3月20日）:『出雲国風土記』完成（異説あり）。日本最古の風土記の一つとして知られる『出雲国風土記』の完成は、日本の歴史研究において重要な出来事です。ただし、完成日については異説もあります。
承和2年（ユリウス暦835年4月5日）: 高野山金剛峯寺を定額寺に列す（『続日本後紀』承和8年2月7日条）。高野山金剛峯寺は、真言密教の聖地として知られ、その歴史における重要な出来事の一つです。
永正元年（ユリウス暦1504年3月16日）: 甲子革令のため、文亀より永正に改元。日本の元号は、重要な歴史的転換期を示す指標です。
寛永元年（グレゴリオ暦1624年4月17日）: 甲子革令のため、元和より寛永に改元。元号の改元は、社会情勢の変化を反映しています。
延享3年（グレゴリオ暦1746年4月20日）: 江戸で大火（坪内火事）。江戸時代の大火は、都市の生活に大きな影響を与えました。
慶応4年（グレゴリオ暦1868年3月23日）: イギリス公使パークスが、参内謁見に向かう途中、刺客の朱雀操と三枝蓊に襲われる。幕末の動乱期における出来事です。

この日に生まれた人物

旧暦2月30日には、歴史に名を残す数多くの偉人が誕生しています。以下に、著名な人物を年代順に記します。

寛永10年（グレゴリオ暦1633年4月8日）: 宇都宮遯庵（儒学者）。江戸時代の儒学者として知られています。
天保4年（グレゴリオ暦1833年4月19日）: 毛利元承（大名）。幕末期の大名として活躍しました。
天保7年（グレゴリオ暦1836年4月15日）: 宮本小一（官僚・貴族院議員）。明治時代の官僚として活躍しました。
文久元年（グレゴリオ暦1861年4月9日）: 桂秀馬（外科医）。近代日本の外科医療の発展に貢献しました。
明治5年（グレゴリオ暦1872年4月7日）: 石田孝吉（衆議院議員）。明治時代の政治家です。

この日に亡くなった人物

旧暦2月30日には、多くの歴史上の人物が生涯を終えています。以下に、その一部を紹介します。

天武天皇10年（ユリウス暦681年3月24日）: 当麻豊浜（貴族）。古代日本の貴族として知られています。
嘉禎2年（ユリウス暦1236年4月7日）: 広橋頼資（公卿）。鎌倉時代の公卿です。
永仁2年（ユリウス暦1294年3月28日）: 花山院定雅（公卿）。鎌倉時代の公卿です。
明応4年（ユリウス暦1495年3月26日）: 真盛（天台宗の僧侶）。室町時代の僧侶です。
慶長3年（グレゴリオ暦1598年4月5日）: 松下之綱（戦国武将）。戦国時代の武将です。
宝永4年（グレゴリオ暦1707年4月2日）: 宝井其角（俳諧師）。江戸時代の俳諧師として知られています。（2月29日説あり）
寛保3年（グレゴリオ暦1743年3月25日）: 蜂須賀宗英（大名）。江戸時代の徳島藩主です。
享和2年（グレゴリオ暦1802年4月2日）: 内藤政苗（大名）。江戸時代の安中藩主、挙母藩主です。
天保6年（グレゴリオ暦1835年3月28日）: 小原君雄（国学者）。江戸時代の国学者です。
慶応4年（グレゴリオ暦1868年3月23日）: 朱雀操（幕末の志士）。幕末の志士として知られています。

関連項目

旧暦の日付の一覧
六曜
日本の元号一覧
* 旧暦、閏月

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