1977-1978シーズンのNBAとは？意味をやさしく解説

1977-1978 NBAシーズン

1977-1978シーズンは、NBAの32回目のシーズンであり、数々のドラマと記憶に残る瞬間が生まれたシーズンでした。ドラフトからプレーオフ、ファイナルまで、その詳細を振り返ります。

シーズン前

ドラフト

1977年のNBAドラフトでは、ケント・ベンソンがミルウォーキー・バックスから全体1位指名を受けました。その他にも、オーティス・バードソング、マーカス・ジョンソン、ウォルター・デイビス、バーナード・キング、ジャック・シクマ、リッキー・グリーン、ノーム・ニクソン、エディー・ジョンソンなど、後のNBAを彩る多くの名選手が指名されています。

その他

ニューヨーク・ネッツがニューヨークからニュージャージー州ピスカタウェイへ本拠地を移転し、ニュージャージー・ネッツと改称しました。これはチームの新たな始まりを象徴する出来事でした。

シーズン

オールスター

- 開催日：2月5日
- 開催地：アトランタ
- オールスターゲーム：イースト 133 - 125 ウエスト
- MVP：ランディ・スミス（バッファロー・ブレーブス）

スタッツリーダー

（具体的なスタッツリーダーの情報は提供されていません）

各賞

- 最優秀選手：ビル・ウォルトン（ポートランド・トレイルブレイザーズ）
- ルーキー・オブ・ザ・イヤー：ウォルター・デイビス（フェニックス・サンズ）
- 最優秀コーチ賞：ヒュービー・ブラウン（アトランタ・ホークス）

All-NBA First Team:

- ジュリアス・アービング (フィラデルフィア・76ers)
- ジョージ・ガービン (サンアントニオ・スパーズ)
- トラック・ロビンソン (ニューオーリンズ・ジャズ)
- デビッド・トンプソン (デンバー・ナゲッツ)
- ビル・ウォルトン (ポートランド・トレイルブレイザーズ)

All-NBA Rookie Team:

NBA All-Defensive First Team:

シーズン概要

前シーズンのチャンピオンであるポートランド・トレイルブレイザーズは、ビル・ウォルトンの怪我により失速。サンアントニオ・スパーズはNBA加盟2年目で地区優勝。アトランタ・ホークスはジョン・ドリューを中心に5シーズンぶりのプレーオフ進出。ミルウォーキー・バックスはブライアン・ウィンターズとマーカス・ジョンソンの活躍で躍進。フェニックス・サンズはポール・ウェストファル、アルヴァン・アダムスに加え、新人のウォルター・デイビスが加入しプレーオフに進出。パシフィック・デビジョンは激戦区となり、ゴールデンステート・ウォリアーズはリック・バリーの移籍により低迷期に入りました。

暗い影

カリーム・アブドゥル＝ジャバーが乱闘騒ぎを起こし、リーグのイメージを悪化させました。また、レイカーズのカーミット・ワシントンがルディ・トムジャノビッチに重傷を負わせる事件も発生し、レイカーズは不本意なシーズンを過ごしました。

NBAのシーズン総観客動員数は、1961-62シーズン以来となる減少に転じました。

プレーオフ・ファイナル

ワシントン・ブレッツがシアトル・スーパーソニックスを破り、初のNBAチャンピオンに輝きました。ファイナルMVPはウェス・アンセルドが受賞しました。ディック・モッタHCは「オペラは太った女が歌うまで終わらない」という言葉を繰り返し、チームを鼓舞しました。

ファイナルの結果は以下の通りです。

ワシントン・ブレッツ 4 - 2 シアトル・スーパーソニックス

ファイナルMVP：ウェス・アンセルド

ラストシーズン

- ジョン・ハブリチェック（ボストン・セルティックス）：16年間セルティックス一筋で活躍し、8回の優勝に貢献しました。
- デイブ・ビン（デトロイト・ピストンズ）：低迷期のピストンズを支え続けました。
- カジー・ラッセル

まとめ

1977-1978シーズンは、ワシントン・ブレッツの初優勝、カリーム・アブドゥル＝ジャバーの乱闘事件、ジョン・ハブリチェックの引退など、様々な出来事があったシーズンでした。特に、プレーオフでの激戦は、多くのファンを魅了し、NBAの歴史に深く刻まれました。

もう一度検索