新潟都市圏

新潟都市圏



新潟都市圏は、新潟市を中心とする都市圏であり、その経済規模は域内総生産で約3兆8047億円に達します。平成の大合併を経て、新潟都市圏を構成していた多くの自治体が新潟市に編入されたことで、その範囲と機能は大きく変化しました。

定義



1.5% 都市圏



総務省の基準による1.5%都市圏は、2015年国勢調査で約140万人の人口を有しています。新潟市が2007年に政令指定都市へ移行したことに伴い、2010年の調査からは「大都市圏」として扱われるようになりました。

連携中枢都市圏



総務省の制度に基づき、新潟市三条市、新発田市、燕市五泉市阿賀野市胎内市聖籠町弥彦村、田上町、阿賀町の7市3町1村が連携し、新潟広域都市圏を形成しています。

都市雇用圏



2015年国勢調査基準では、5市2町で構成され、人口は約1,060,013人です。この基準においては、富山都市圏高岡市を含む)と同程度の規模となります。都市雇用圏は概ね10%通勤圏として定義され、詳細については「都市雇用圏」の項目を参照してください。阿賀野市からの通勤率が最も高く、27.7%を記録しています(2015年国勢調査)。

都市圏の変遷



都市雇用圏を構成しない自治体は、統計年によってはデータが存在しないことを示します。

新潟市
2001年黒埼町を編入合併。
2005年3月21日新津市白根市豊栄市小須戸町横越町、亀田町、岩室村、西川町、味方村潟東村月潟村中之口村の12市町村を編入合併。
2005年10月10日巻町を編入合併。
新発田市
2003年7月7日:豊浦町を編入合併。
2005年5月1日:紫雲寺町、加治川村を編入合併。
その他
2004年4月1日:安田町、水原町京ヶ瀬村笹神村が合併し阿賀野市が誕生。
2005年9月1日中条町、黒川村が合併し胎内市が誕生。
2006年1月1日五泉市村松町が合併し新たに五泉市が誕生。
2008年4月1日:村上市、荒川町、神林村、朝日村、山北町が合併し新たに村上市が誕生。
2014年4月1日:大都市近郊区間が拡大。

Suica利用可能区間



新潟地区では、自動改札とSuica導入に先駆けて新潟近郊区間が設定されました。Suica対応区間は、羽越本線阿賀野市と新発田市の各駅、弥彦線三条市燕市弥彦村の全駅、そして上越新幹線を除く区間です。当初、Suica区間は新潟駅を中心に放射状に広がっていましたが、羽越本線弥彦線の存在により鉄道網が網状になったため、運賃計算の都合上、近郊区間が設定されました。

2008年3月15日には、信越本線東三条 - 長岡間と磐越西線新津 - 五泉間でSuicaサービスが開始され、近郊区間も拡大しました。上越新幹線新潟 - 燕三条 - 長岡間のSuica FREX定期券は、2009年3月14日にサービスを開始しました。

2014年4月1日からは、上越線の小千谷駅、信越本線の宮内・柏崎・直江津各駅、羽越本線の中条・坂町・村上各駅がSuicaの一部サービスに対応し、新潟近郊区間も上越線小千谷~宮内間、信越本線直江津~長岡間、越後線柏崎~吉田間、羽越本線新発田~村上間へと拡大されました。

交通



県庁所在地であり政令指定都市でもある新潟市を中心に、鉄道網やバイパス網が放射状に広がっています。

鉄道



[東日本旅客鉄道]
上越新幹線: 新潟駅
信越本線: 新潟駅 - 越後石山駅 - 亀田駅 - 荻川駅 - さつき野駅 - 新津駅 - 古津駅 - 矢代田駅 - 田上駅 - 羽生田駅
白新線: 新潟駅 - 東新潟駅 - 大形駅 - 新崎駅 - 早通駅 - 豊栄駅 - 黒山駅 - 佐々木駅 - 西新発田駅 - 新発田駅
越後線: 新潟駅 - 上所駅 - 白山駅 - 関屋駅 - 青山駅 - 小針駅 - 寺尾駅 - 新潟大学前駅 - 内野駅 - 内野西が丘駅 - 越後赤塚駅 - 越後曽根駅 - 巻駅 - 岩室駅 - 北吉田駅 - 吉田駅
弥彦線: 弥彦駅 - 矢作駅 - 吉田駅 - 西燕駅 - 燕駅
羽越本線: 新津駅 - 京ヶ瀬駅 - 水原駅 - 神山駅 - 月岡駅 - 中浦駅 - 新発田駅 - 加治駅 - 金塚駅 - 中条駅 - 平木田駅 - 坂町駅 - 平林駅 - 岩船町駅 - 村上駅
米坂線: 坂町駅
磐越西線: 新津駅 - 東新津駅 - 新関駅 - 北五泉駅 - 五泉駅

聖籠町新潟市南区は鉄道空白地帯となっています。特に南区には、1999年まで新潟交通電車線が存在していました。

高速道路



E7日本海東北自動車道
E8北陸自動車道
E49磐越自動車道

バイパス



新潟バイパス
新潟西バイパス
新新バイパス
栗ノ木バイパス
亀田バイパス
新津バイパス
白根バイパス
巻バイパス
巻南バイパス

環状道路



新潟中央環状道路線(事業中)

路線バス



新潟交通

高速バス



新潟交通観光バス
蒲原鉄道
* ときライナー

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