凶器 (プロレス)

プロレスにおける凶器とは

プロレスにおける凶器は、試合を盛り上げるための重要な要素の一つです。対戦相手を攻撃し、流血させたり、悪役レスラーとしての個性を際立たせたりする目的で使用されます。しかし、本来の凶器とは異なり、相手の殺害を目的とするものではありません。あくまでプロレスというエンターテイメントを盛り上げるための道具なのです。

凶器の種類

プロレスで使用される凶器は多岐にわたります。隠し持って使用するものから、公認の凶器として使用されるものまで様々です。

隠し持って使用する凶器

フォーク
五寸釘
はさみ
栓抜き
ボールペン
パウダー類（塩、ロジン、ベビーパウダーなど）
火炎
毒霧

公認凶器として使用する凶器

チェーン
竹刀
カミソリ
蛍光灯
画鋲
有刺鉄線
剣山
おろし器
ノコギリ
ドリル
自転車、オートバイ、自動車
ギター
ガラス、ガラスボード
水
ビール瓶
缶
カウベル
木材ボード
金具
バット
毒蛇
タランチュラ
イバラ
サボテン
おでん
建築現場、やぐら
花火、爆竹、火薬
傘
ほうき
消火器
ごみ箱
バール
注射器
サムタック
鞭
メガホン
ルアー
氷
毬栗
雑誌
備品（タッグロープ、ゴング、パイプ椅子、実況机、ラダーなど）

凶器の歴史

プロレスにおける凶器の使用は、古くから存在します。1960年代のアメリカでは、ヒールレスラーが塩を凶器として使用し、ベビーフェイスレスラーの顔面にすり込むなどの行為が見られました。日本においては、力道山時代には噛みつき攻撃が主流でしたが、その後、凶器攻撃が徐々に増えていきました。

1970年代には、金網デスマッチによる流血戦が繰り広げられましたが、一般層には受け入れられませんでした。しかし、1977年に全日本プロレスが開催した世界オープンタッグ選手権で、ザ・シーク&アブドーラ・ザ・ブッチャー組が凶器攻撃を多用したことで、一般層にも凶器による攻撃が認識されるようになりました。

その後、FMWなどのインディー団体がデスマッチやストリートファイトマッチで成功を収め、様々な凶器が使用されるようになりました。現在では、使用が認められている試合で凶器のことを「デスマッチアイテム」と呼ぶこともあります。

凶器攻撃で有名なレスラー

プロレス界には、凶器攻撃を得意とするレスラーが数多く存在します。

日本人レスラー

ミスター珍
上田馬之助
ザ・グレート・カブキ
栗栖正伸
グレート・ムタ
大仁田厚
シバター
ミスター・ポーゴ
松永光弘
金村キンタロー
天龍源一郎
田中将斗
黒田哲広
吹本賢児
TAJIRI
BADBOY非道
伊東竜二
葛西純
"黒天使"沼澤邪鬼
佐々木貴
本間朋晃
真壁刀義
矢野通
飯塚高史
金丸義信
SHO
タイチ
EVIL
成田蓮
ディック東郷
高橋裕二郎
BUSHI
SANADA
杉浦貴
高尾蒼馬
森嶋猛
拳王
マイバッハ谷口
バラモン兄弟
フロリダ・ブラザーズ
VOODOO-MURDERS
フランク篤
佐藤悠己
鷹木信悟
Eita
石田凱士
Gamma

女子レスラー

ブラック・ペア
マミ熊野
デビル雅美
長与千種
ライオネス飛鳥
ダンプ松本
ブル中野
グリズリー岩本
北斗晶
堀田祐美子
紅夜叉
アジャ・コング
バイソン木村
尾崎魔弓
KAORU
井上貴子
シャーク土屋
里美和
GAMI
ラス・カチョーラス・オリエンタレス
浜田文子
おばっち飯塚
木村響子
シュガー佐藤
バンビ
サソリ
西尾美香
ミクロ
スーパーヒール・植松寿絵
リン・バイロン
大畠美咲
桜花由美
チェリー
野崎渚
藤本つかさ
志田光
永島千佳世
紫雷美央
松本都
世羅りさ
雪妃真矢
藤田あかね

外国人レスラー

グレート東郷
ハロルド坂田
プロフェッサー・タナカ
ブル・カリー
ミスター・アトミック
ファビュラス・カンガルーズ
フレッド・ブラッシー
グレート・マレンコ
ザ・シーク
ディック・ザ・ブルーザー
クラッシャー・リソワスキー
ブルート・バーナード
キラー・カール・コックス
アブドーラ・ザ・ブッチャー
タイガー・ジェット・シン
ジプシー・ジョー
クレイジー・キラー・ブルックス
ジ・エンフォーサー
オックス・ベーカー
イワン・コロフ
アレックス・スミルノフ
ブルーザー・ブロディ
スタン・ハンセン
ダッチ・マンテル
ビル・アーウィン
ザ・ムーンドッグス
ハクソー・ジム・ドゥガン
ビッグ・ボスマン
ホンキー・トンク・マン
ジェイク・ロバーツ
"ザ・モデル" リック・マーテル
ミック・フォーリー
ジェフ・ジャレット
スティーブ・ブラックマン
トミー・ドリーマー
サンドマン
ニュー・ジャック
ダッドリー・ボーイズ
ハーディー・ボーイズ
トリプルH
フィンレー&リトル・バスタード
アビス&ジェームズ・ミッチェル
ジョン・シナ
マッドマン・ポンド
2・タフ・トニー
デルタ・ダーン
タイラー・ブリーズ
レザーフェイス
* ロード・ヒューマンガス、ジェイソン・ザ・テリブル、海賊男

まとめ

プロレスにおける凶器は、試合を盛り上げるための重要な要素です。しかし、その使用にはルールやマナーが存在します。危険な道具であるため、プロレスラーは常に安全に配慮し、観客を熱狂させるような試合を繰り広げることが求められます。

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