生まれたばかりの赤ちゃんが示す無意識的な定型反応、原始反射。成長に伴い脳の発達により消失しますが、神経系の問題で再び現れることも。発達指標や臨床診断の手がかりとなり、赤ちゃんの生存や親子の関わりにも重要な役割を果たします。
侵害反射（nociceptive reflex）は、痛みや組織損傷を引き起こすような刺激に応答して生じる、体を危険から守るための無意識的な反射運動です。特に四肢に見られる屈筋反射や、対側肢が伸展する交叉伸展反射などがあります。
血液中のマグネシウム濃度が低下した状態を指す電解質異常。生命維持に重要なミネラルであり、不足すると様々な症状が現れます。原因は多岐にわたり、見逃されやすい病態の一つです。
「マンシェット（manchette）」はフランス語を語源とし、袖口やカフスを意味する言葉です。転じて、料理では骨付き肉の飾り紙、医療では血圧計のカフを指すほか、フランスの小説家ジャン＝パトリック・マンシェット氏の名前としても知られる、複数の意味を持つ興味深い単語です。
ホフマン反射は、指に加わるわずかな刺激によって不随意な指の屈曲が誘発される現象です。これは反射機能の亢進を示唆し、神経系の異常を示す徴候となり得ますが、陽性であっても常に病的とは限りません。
静脈からの血液が心臓に戻る量が増加した際に、心房の伸展が感知され、反射的に心拍数を増加させる生理現象。イギリスの生理学者ベインブリッジが1915年に発見した、循環調節に関わる重要な反射の一つです。
「スパイダーウーマン（Spider-Woman）」は、マーベル・コミックのキャラクターに基づいたアメリカのテレビアニメシリーズ。ディパティエ・フレレング・エンタープライズとマーベル・コミックス・アニメーションが製作し、1979年から1980年にかけABCで放送された。主人公ジェシカ・ドリューの活躍を描く。ホームメディア展開や米Disney+での配信が行われたが、日本での放送・配信は不明。
アーチー・グッドウィン（1994年8月17日生）は米国のプロバスケットボール選手。アーカンソー州リトルロック出身。高校、大学で優れた実績を積み、2013年のNBAドラフトでフェニックス・サンズへ。サンズを中心にNBA数チームでプレー後、国外でも活動した。
ウェールズ由来の歴史ある牧畜犬、ウェルシュ・コーギー・カーディガン。賢く忠実な性格と多様な毛色が魅力です。ペンブローク種と似ていますが、尻尾や体型、耳の形に特徴的な違いを持ちます。活動的で警戒心も強く、適切な運動とケアが必要です。
新プラトン主義の祖プロティノスが唱えた流出説は、完全なる存在「一者」から万物が段階的に発出すると説く神秘思想。高次から低次へと世界が生まれ、物質世界を形成。精神的な逆行による高次世界への帰還を目指す哲学概念で、古代・中世の思想に影響を与えた。
古代エジプトの新王国時代以降に用いられた葬礼文書。パピルスに記され、死者が冥界を安全に通過し、魂を永続させるための多数の祈祷文や呪文を収める。内容は写本ごとに異なり、現在の呼称は近代の学術的な命名による。
古代エジプトの霊魂観は、イブ、シュト、レン、バー、カー、アクといった多様な要素で構成されていました。これらの要素は、人間の死後の再生と深い関わりがあり、ミイラ化や儀礼を通じて維持されることで、永続的な存在を目指しました。
日本の翻訳家、作家（1931-2008）。SF、ミステリー、思想書など多岐にわたる分野で多数の訳書を世に送り出す一方、英語や翻訳に関する専門知識を啓蒙する著作を多数発表し、大学講師としても活躍した。その功績は幅広い。
米国の超心理学者、ロバート・モンロー（1915-1995）は、特異な体外離脱体験を契機に、その現象を変性意識状態として科学的に研究しました。モンロー研究所を設立し、独自の音響技術ヘミシンクを開発するなど、この分野の発展に貢献したことで知られます。
ロバート・リー・パーク（1931-2020）は、米国の物理学者。メリーランド大学名誉教授、元アメリカ物理学会ワシントン事務所長として、疑似科学や代替医療、メディア報道などを厳しく批判し、『ブードゥー・サイエンス』などの著書を通じてその姿勢を広く訴えた人物です。
インド生まれのヨーガ指導者パラマハンサ・ヨガナンダ。クリヤー・ヨーガを科学的技法として西洋に広め、自己実現同志会などを設立。著書『あるヨギの自叙伝』は世界中に影響を与え、現代もその教えは多くの人々に継承されています。
デイヴィッド・コンウェイ（1939年-没年不詳）は、イギリス出身のオカルティスト・作家です。ロンドン大学キングズカレッジを首席で卒業し、国家公務員の経験も持ちます。代表的な日本語訳著書に『魔術 理論篇』『魔術 実践篇』があります。
テレンス・ハインズは、ペース大学の神経学教授であり著名なサイエンスライターです。疑似科学や超常現象の批判的検証に重点を置き、『ハインズ博士「超科学」をきる』などの著作を通じて、科学的思考の普及に貢献しています。
奇術師として名を馳せ、後に疑似科学や超常現象の欺瞞を暴く懐疑論者として活動したジェームズ・ランディ氏の生涯を紹介します。数々の有名な超能力者との対決や、社会を巻き込んだ検証実験、そして100万ドル超能力チャレンジを通じて、科学的懐疑主義の重要性を訴え続けました。
エーテル体は、神智学や秘教哲学において提唱される、肉体と上位のエネルギー体を繋ぐとされる概念です。生命力や活力を司るエネルギー層であり、生気体や活力体とも呼ばれます。物理学でいうエーテルとは異なるものです。
神智学におけるアストラル体は、感情や感覚を司る精妙な身体の一部です。肉体やメンタル体と連携し、人間のパーソナリティを構成するとともに、サイキック能力や外界知覚にも関わる重要な要素とされます。
『黒の血族』は、玉川ユキによる日本のサスペンス漫画。ウェブコミックサイト『GANMA!』で連載され、政界を陰で操る闇の一族、黒洞家を舞台に、血縁者たちの激しい権力争いと愛憎劇を描いた物語です。
筋肉☆太郎によるウェブ漫画作品、『GANMA!』連載の『飛野さんのバカ』は、真面目な委員長とクールな不良少女による百合コメディ。サボり常習犯の飛野を更生させようとする小熊が、彼女の予測不能な要求に振り回される日々を描く。第4回次にくるマンガ大賞ノミネート。
霜月絹鯊（しもつき きぬさ）は、10月30日生まれの日本の漫画家、イラストレーター。コミックアンソロジーやゲーム原作のコミカライズ、初のオリジナル作品『となりの柏木さん』などの商業連載で知られる。多岐にわたる媒体で活動する。
日本の漫画家ユニット、遥那もより。ストーリー担当のたくすけ氏と作画担当のもよもよ氏による二人組で、主にユーモアあふれる4コマ漫画を中心に制作活動を展開しています。ウェブ漫画誌など様々な媒体で独創的な作品を発表し、多くの読者から支持を得ています。
日本の女性漫画家。WEBディレクターを経て転身。アイドル文化への深い造詣を持ち、漫画『ミリオンドール』はテレビアニメ化された。自身のアイドルヲタクとしての日常を描いたエッセイ漫画『ヲタ夫婦』も連載。
島袋全優による闘病ギャグエッセイ漫画『腸よ鼻よ』は、作者自身の潰瘍性大腸炎との日々をユーモラスに描く。GANMA!で連載され、次にくるマンガ大賞3位を受賞。困難な状況を前向きに伝える。
理不尽な出来事に直面しても、常に笑顔を絶やさないOL「耐え子」の日常を描いた、そろそろ谷川氏による日本の人気漫画作品。SNSでの拡散から雑誌連載、単行本化、さらにはテレビアニメ化へと展開を広げた。
筋肉☆太郎（きんにく たろう）は、『スマイル・スタイル』や『飛野さんのバカ』などで知られる日本の漫画家・同人作家。そのユニークな著者近影も話題を集める。芳文社やコミックスマートといった出版社・媒体で活躍し、多様な作品を生み出している。
1976年青森県生まれの日本の漫画原作者・小説家。妹の加藤山羊と漫画作品を多数手掛け、ミステリー・ホラー小説も精力的に発表。『夫の骨』で日本推理作家協会賞、『マザー・マーダー』で書評家細谷正充賞を受賞。作品はドラマや映画にもなっている。
原因不明の病「猫娘病」を発症した女子高生・白椛雪が、猫好きのクラスメイトや個性豊かな仲間たちと共に送る日常を描いたコメディ漫画。ウェブコミックサイトGANMA!で連載され、「次にくるマンガ大賞」にもノミネートされました。
『焼肉店センゴク』は覆面うさぎによる漫画。GANMA!で連載中。主人公・大山ソウジが個性豊かな従業員の働く焼肉店でバイトする日常を描くコメディ。常識外れの出来事が満載の賑やかな日々が展開される。単行本化、アニメ化もされた人気作。
洋介犬は、兵庫県出身の日本の漫画家。怪談や戦国史への関心からホラー漫画の分野で名を馳せ、『イヌギキ』などの人気ブログや商業誌で活躍。日常生活に根ざした「お持ち帰り系ホラー」を得意とし、読者を身近な恐怖へと引き込む独自の作風を持つ。
工藤マコトによる漫画『木曜日は君と泣きたい』は、4人の大学生が織りなす複雑な愛憎劇を描く。ウェブコミックサイトGANMA!で連載され、後に祥伝社より単行本全3巻が刊行された。主人公の大学生が抱える秘密と、現役モデルのファンとの出会いを軸に物語が展開する。
1980年大阪府に生を受けた漫画家、木下晋也氏。2006年にデビューを果たし、2008年には『ポテン生活』でMANGA OPEN大賞を受賞。「週刊モーニング」での連載を契機に広く知られるようになり、現在は多様な媒体で精力的に創作活動を展開しています。
日本の漫画家、望月菓子は広島県出身。姉は同じく漫画家の方條ゆとり。姉のアシスタント経験を経てデビュー。代表作に「おとして↓アプリガール」など。姉との共同制作も多く、「晴明さんはがんばらない」「マッシブドライブ」「人形峠」などを手掛ける。
日本の漫画家・看護師。沖縄県出身。自身の看護経験やツアーナースの経験を基にした作品を多く発表している。医療従事者としての視点を活かし、看護roo!やよみタイ、プチナースなどで連載を持つ異色の作家として注目される。
山西正則による漫画『放課後!ダンジョン高校』は、理想とは異なる特殊な島に漂着した少年たちが、古代遺跡から湧き出るモンスターと対峙し、富と過酷な現実が交錯する学園生活を送る冒険活劇。理想の青春を夢見た主人公が、異形の力を得て成長する物語。
ミナヤマカエルによる、ウェブコミックサイトGANMA!で連載されたブラック企業コメディ漫画。過酷な広告会社を舞台に、新入社員の主人公が個性的な同僚に振り回されながら「帰りたい」と願う日常を描く人気作。
元最強ヤンキーながら家庭的な特技を持つ男子高校生と、高スペックだが不器用な幼馴染の日常を描く学園コメディ漫画。GANMA!で連載され、YouTubeアニメも配信。多くの読者に支持され、累計100万部を突破した人気作。
加我皓平は、日本の漫画家。ホムンクルスを描いたギャグコメディ『ハカセの気まぐれホムンクルス』でデビュー。現在はクールビューティーと後輩の関係を描く『裏でやんちゃな剛院田さん』をヤングガンガンで連載し、独自の作風で読者を引きつけている。
方條ゆとりと望月菓子がGANMA!で連載する漫画『人形峠』。農村体験で訪れた山間の村で、トンネル崩落により孤立した高校生たちが、奇怪な人形と村に隠された忌まわしい歴史、そして人間の狂気に直面するサスペンスホラー作品。
『乙女哲学』は凌による日常系4コマギャグ漫画作品。GANMA!で2014年から2019年にかけて連載された。超絶ナルシスト、ビッチ、腐女子という個性的な残念女子高生3人組が織りなす独特なコメディを描く。
ねむようこ氏による漫画作品。短い結婚生活に区切りをつけ故郷へ戻った主人公・三久が、実家の漢方薬局を継ぐ修行をしながら新たな出会いを経験。淡い恋心と、過去の約束との間で揺れ動く心情を描く人間ドラマ。『FEEL YOUNG』に連載され、単行本は全5巻が刊行されている。
ルーツ（1988年-）は、日本の漫画家、漫画原作者、映像作家。北海道出身。元ゲーム実況者としてニコニコ動画で人気を博し、その後漫画家として商業デビュー。「するめいか」や原作を担当した「てーきゅう」など、多様な作品を手がけ、アニメ化も多数。幅広いメディアで活躍している人物である。
吉開かんじによる漫画『リセット・ゲーム』。突如、閉鎖された白い空間に閉じ込められた主人公たちが、不可解な場所からの脱出を目指すサスペンス作品。人工知能が管理する謎の施設「タワー」の正体や、登場人物たちの知られざる過去が解き明かされていく。漫画アプリ「GANMA!」にて連載中。
マンガ★ゲットは、かつて日本に存在したウェブコミックの投稿・閲覧プラットフォームです。独自のビューアや作家への収益分配機能などを持ち、多くの作品とユーザーを集めましたが、2017年にサービスを終了しました。
真鍋陽が描く漫画『プライベートキングダム』は、GANMA!にて連載。胸に宿す殺人プログラム「プライベートキングダム」と、絶望に突き落とされた過去を持つ少年「22番」が、自分を追い込んだ者たちへの復讐に挑むダークサスペンスアクション。
マキボロス氏によるSF恋愛漫画『バンギャループ』は、ビジュアル系バンド「squall」を愛する女子大生・椎名芽衣子が主人公。推しであるボーカル黒川霧の事故死という悲劇を変えるため、過去へタイムスリップし奮闘する物語。ウェブコミック誌GANMA!で連載され、次にくるマンガ大賞にも入選した人気作品。
佐古田康之原作、こすずめ作画の『サークルクラッシュ!』はGANMA!連載の4コマ漫画。ひょんなことからマン研に入部したギャルが、個性豊かなオタク部員たちとの日常や学内抗争に巻き込まれるコメディ。メタ表現や時事ネタも盛り込む。
たかせうみ氏の漫画『カノジョになりたい君と僕』は、高校入学を機に「女の子」として歩むことを決意した少年と、彼を支える幼馴染の少女の恋愛模様を描きます。GANMA!にて連載され、多様な性への理解や友情、葛藤が丁寧に綴られた作品です。全2巻。
ウェブコミックサイトGANMA!で連載された、うつぎ氏による日常系ファンタジー漫画作品。事故で幽体離脱した高校生がぬいぐるみとなり、不愛想な巫女と共同生活を送るハートフルコメディ。
漫画家、実業家、タレントとして活動するやしろあずき氏は、神奈川県横浜市出身。ゲーム会社勤務を経てフリーランスとなり、Web漫画や書籍執筆、各種メディア出演に加え、複数企業の経営にも携わるなど多角的に活動。2023年にはプライベートな事柄に関する騒動が報じられました。
新潟県出身の漫画家。元国家公務員（税務職員）という異色の経歴を持ち、自身の経験を活かした経済ネタや闘病経験をテーマにした作品を発表。ニコニコ動画での活動を経て商業デビュー。幅広い媒体で活躍し、読者の共感を呼ぶストーリーを描く。
九目によるウェブコミック『ふぞろいユモレスク』は、GANMA!で連載された学園漫画。コミュ障や人見知りといった「ふぞろい」な高校生たちが織りなす、ちょっぴりズレた日常と人間関係を描く、ほのぼのシュールな物語。
日本の女性漫画家、ねむようこ。1980年岐阜県生まれ、名古屋市在住。『FEEL YOUNG』誌でデビュー後、『午前3時の無法地帯』や『こっち向いてよ向井くん』など、現代社会を生きる人々の感情を繊細に描き出す作品で人気を集めている。多岐にわたる媒体で活動を展開。
たかちひろなり氏による学園ギャグ漫画『にのにの』。ウェブコミックサイト『GANMA!』で連載され、一高校2年2組を舞台に、毎回異なる生徒を中心とした一話完結のショートコメディが展開。下ネタや性的なジョークが多い点が特徴的な作品です。
日本の男性漫画家、なるあすく氏は1979年生まれ。出身・在住の武蔵村山市キャラクター「むむちゃん」のデザインをはじめ、公益社団法人日本漫画家協会での活動、漫画アプリGANMA!での多数の人気連載など、多岐にわたる創作活動を展開しています。
霜月絹鯊の漫画『となりの柏木さん』は、オタクを隠す女子高生とオープンなオタク男子が織りなす青春ラブコメディ。共通の趣味を巡るすれ違いと秘密を軸に、キャラクターたちの等身大の姿を描く。本編と続編が長期にわたり連載され、多くの読者に支持された。
むすあきによるラブコメ漫画『でびるち』。普通の高校生がクラスメイトの秘密を知り、天使や悪魔、そして自身の青春が交錯する騒動に巻き込まれる物語。個性豊かな登場人物とバトル、恋愛要素が魅力で、ウェブコミックランキングでも上位を獲得した人気作です。
日本の漫画家、たかちひろなり氏の人物像と軌跡を解説。アニメーターとしてのキャリアを経て漫画家へ。代表作『課長令嬢』などで知られ、特にその驚くほど緻密な描き込みによるギャグ漫画が特徴です。
斐宮ふみによる人気ウェブコミック『おとなの防具屋さん』。倒産寸前のセクシー系防具店を舞台に、真面目な青年主人公と個性的な店員、常連客たちが繰り広げる賑やかな日常を描くコメディ作品。アニメ化もされている。
シラフが描く恋愛漫画『あかつきのベイビーズ！』。ウェブコミックサイト『GANMA!』連載。没落した財閥御曹司が、幼児化した父と共に、亡き母に似た女子高生とその父が営む洋食店で波乱万丈な共同生活を送るハートフルラブコメディ。
GANMA!で連載中の猫星にゃ～による4コマ漫画『あおはるデミデイズ』。思春期に亜人の特徴が現れる世界を舞台に、異形や人間という垣根を越えて恋をする様々なカップルたちの青春模様をオムニバス形式で描く。
南部ゼロイチによるSFラブコメ漫画。インプラント情報端末が普及した近未来を舞台に、コンピュータウイルスに感染した高校生が「運命の相手」との出会いを巡る恋愛模様を描く。
明によるファンタジー医療漫画『LICHT-リヒト-』は、マンガアプリ『GANMA!』にて2013年12月から2016年11月まで連載されました。病や傷に光を与える能力を持つ少女ティナが、最高位の癒術師を目指す物語を描き、全61話で完結。小学館クリエイティブより単行本全3巻が刊行されています。
アルゼンチン最南端、ティエラ・デル・フエゴ州に位置するリオ・グランデは、同州最大の人口を擁する都市です。かつて先住民の土地だったこの街は、入植と工業化を経て発展。南大西洋に面した港湾都市として、農業、商業、工業が栄えています。
かつて南米最南端のフエゴ島周辺に1万年以上存在し、世界最南端の民族とされたヤーガン族。カヌーで海を渡る狩猟採集民だったが、欧州人との接触で激減。最後の純血ヤーガン族が2022年に死去し、現在は存在しない。
ポルベニールはチリ領フエゴ島の自治体で、同島チリ側で最も人口が多い地域です。南米大陸の南端近くに位置し、スペイン語で「未来」を意味します。1899年に開かれ、自治体内に大学の分校があり、本土のプンタ・アレーナスとは船便で結ばれています。
南米最南端のフエゴ島に位置し、アルゼンチンとチリの国境をまたぐファグナーノ湖（カミ湖）。面積645km²、深さ200m、東西98kmの細長い形状を持つこの湖は、500km²以上の湖としては世界最南端に位置する、地殻変動によって形成された湖です。
南米大陸最南端、フエゴ島のチリ領内に広がるダーウィン山脈。広大な氷河地帯を形成し、アンデス山脈の南端を飾る。ビーグル号の探検家ダーウィンにちなんで名付けられた最高峰ダーウィン山を擁する。
チリ南端部、ティエラ・デル・フエゴに属するオルノス島は、南米最南端のホーン岬を擁する要衝の島。エルミテ諸島の一部で、人口はわずか4人。歴史的な居住の痕跡があり、カボ・デ・オルノス国立公園に指定されている。
チリ最南部に位置し、ビーグル水道を隔ててフエゴ島の南に隣接するオステ島は、面積4117平方キロメートルの広大な島です。地球最南端とされるナンキョクブナが生育し、かつては先住民族ヤーガン族が居住しましたが、現在はほぼ無人島となっています。ジュール・ヴェルヌの小説にも登場するこの島は、ティエラ・デル・フエゴ地方でフエゴ島に次ぐ大きさを誇ります。
南米大陸最南端に位置するチリ領のエルミテ諸島は、ホーン岬で知られるオルノス島を含む。北のウォラストン諸島と共にカボ・デ・オルノス国立公園の一部をなし、フランクリン海峡で隔てられる。オランダ提督に由来し、ダーウィンも訪れたこの地は、歴史的に重要な出来事も経験した。
イギリスの著名な登山家・探検家エリック・シプトン（1907-1977）。英エベレスト遠征で中心的な役割を担うも、1953年の初登頂隊長には選ばれず。ヒマラヤ、アフリカ、パタゴニアなど世界各地を旅し、多くの探検記録を残した。
「魔の山」という言葉は、特定の文学作品や映画、漫画、芸術作品などの表題として広く用いられる一方で、危険なイメージからそう呼ばれる実在の山を指すこともあり、多様な意味合いを持つ名称です。
ドイツの実業家、政治家、作家。巨大企業AEGの会長として経済界で活躍し、ヴァイマル共和国の外相としてソビエト連邦とのラパッロ条約締結を成し遂げたが、極右勢力によって暗殺された悲劇的人物。
ドイツ文学の巨匠ゲーテが1808年に発表した悲劇戯曲。『ファウスト』二部作の第一部にあたり、知識の限界に絶望する学者ファウストが悪魔メフィストと契約し、現世の体験と悲劇的な愛の物語を紡ぐ。
トーマス・マンが1903年に発表した中編小説。芸術家と市民、二つの世界に引き裂かれる主人公トーニオの魂の葛藤を描く。作者自身の文学観や少年時代の内面が投影された、告白的な色合いの強い作品。後世の作家にも大きな影響を与えた。
ドイツのノーベル文学賞作家トーマス・マンの妻、カタリーナ・マン（カーティア）は、名家出身の知性溢れる女性。激動の20世紀を生き抜き、亡命生活で家族を支えた。自身の病気体験は夫の代表作『魔の山』の着想の一つとなった。晩年は相次ぐ肉親との別れを経験。その生涯は波乱に満ちていた。
比較文学者、エッセイスト、翻訳家、詩人として多角的に活動する管啓次郎。学術研究から独特な散文、震災後の文化支援、国際的な詩作まで、その活動はジャンルを超え、独自の視点と豊かな表現で多くの読者を魅了し続けている。
兵庫県神戸市長田区にある民営のフィルム・アーカイヴ。映画フィルムを中心に、関連資料を収集・保存し、失われた作品の発掘にも取り組む国内有数の施設です。38席のミニシアターを併設し、多様な映画上映やイベントを開催。映画文化の保存と普及に貢献しています。
日本の社会学者であり東京大学大学院情報学環で教鞭をとる丹羽美之は、1974年生まれ。メディア、ジャーナリズム、ポピュラー文化研究を専門とし、テレビ・ドキュメンタリーや記録映画に関する著作を多数発表。元NHKディレクターの経歴も持つ。
映像社会論・文化社会学を専門とする日本の社会学者、中村秀之（1955年 - ）。立教大学教授として、映画や視覚文化と社会、歴史の関わりを深く探求し、数多くの著作を通して映像研究の新たな地平を切り開いています。
山口県出身の日本近代文学研究者・文芸評論家。早稲田大学で文学博士号を取得し、梅光学院大学の学長を歴任。同大学を西日本における近代文学研究拠点へと発展させた功績は大きい。多くの著作や論集編纂を手がけ、中原中也賞の選考委員も務めた。2015年に98歳で逝去。
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