千葉県茂原市に位置する法華宗本門流の大本山、鷲山寺（じゅせんじ）。創建以来、幾多の火災に見舞われながらも再建を重ねてきた歴史を持つ。境内には元禄大地震による津波犠牲者を悼む供養塔があり、その艱難辛苦を物語る。
大塚日現（1879-1957）は、法華宗本門流の著名な僧侶。俗名喜代蔵。獅子吼会の創設者・会祖であり、法華宗本門流の第83代管長も務めた。さらに、東洋大学の経営難を支援し名誉学長に推挙されるなど、宗教活動のみならず社会貢献にも尽力した人物である。
東京都北区に位置した、日本住宅公団が手がけた大規模な公団住宅。将来の東京モデルを志向して計画され、多様な住戸や特徴的な配置が見られた。老朽化で「ヌーヴェル赤羽台」へ建て替えられたが、一部住棟は団地として初の登録有形文化財となり、歴史が継承されている。
JR東日本武蔵野線の北朝霞駅は、埼玉県朝霞市に位置し、東武東上線の朝霞台駅と連絡する重要な乗換駅です。1973年に開業し、現在は武蔵野線内で有数の利用者数を誇り、地域交通の結節点として機能しています。
2018年問題（2018ねんもんだい）は、日本の大学受験業界で使われた言葉。18歳人口の減少により、多くの私立大学が経営難や閉鎖に直面する可能性が指摘された問題。結果として杞憂に終わったとされる。
首都大学院コンソーシアムは、2002年に首都圏の大学院9校が設立した連携組織です。単位互換に留まらず、教員指導や共同研究を含む包括協定に基づき、加盟校の学生は多様な学びや研究機会を得られます。現在10校が加盟し、最大10単位まで修了単位に算入可能です。
神戸松蔭大学は、1892年創立、1966年設置の兵庫県神戸市灘区にある私立大学。日本聖公会系のキリスト教主義校で、六甲山麓の美しいキャンパスが特色。テニス、卓球、なぎなたなどスポーツ強豪としても知られ、書道部も活躍。2025年より共学化。
三重県津市に位置する公立短期大学、津市立三重短期大学（三重短、TCC）は、1952年開学。法経科夜間部など特色ある学科構成で、地域に根差した教育を展開。社会人教育や編入学支援に注力。
昭和医科大学は、1928年創立の昭和医学専門学校を前身とする日本の私立大学。医学・歯学・薬学・保健医療学の4学部を擁し、充実した附属病院群を持つ。全寮制による人間形成重視の教育も特色。2018年には医学部不正入試問題が発覚したが、医療系総合大学として発展を続ける。将来的に名称を「昭和医科大学」に戻す計画もある。
山手線沿線の主要私立大学図書館が連携する相互協力協定。加盟大学の学生は、協定館の豊富な蔵書を相互に利用可能となり、学習・研究活動の利便性が大きく向上。利用には学生証提示が必要で、一部制限や試験期間の利用不可など注意点も存在。
兵庫県尼崎市に位置する私立大学。1938年創立、1966年設置。『捨我精進』を建学の精神とし、2025年に男女共学化。「園田学園大学」へ名称変更。複数の学部を有し、特にテニスやソフトボールなどのスポーツ活動で全国的な実績を誇る。
和歌山県和歌山市にあるカトリック系私立短期大学、和歌山信愛短期大学。県内で唯一の短大として地域に貢献してきたが、2025年度の学生募集をもって閉学が決定している。ショファイユの幼きイエズス修道会の理念に基づき、一人ひとりを大切にする教育を実践している。
仏教図書館協会が東地区で実施する相互利用制度。関東の仏教・インド哲学系学科を持つ大学の教職員・大学院生・研究員が、所属大学の身分証提示で他大学図書館の資料を利用可能。研究者の利便性向上を目的としている。
データサイエンス学部は、大学において、膨大なデータを分析・活用するデータサイエンスを専門的に学び、研究する学部です。現代社会の重要課題解決や人材育成のニーズに応え、全国の大学で設置が進んでいます。
サステイナビリティ学連携研究機構（IR3S）は、日本の主要大学を研究拠点とし、持続可能な社会の実現に貢献するサステイナビリティ学の創生と提言を目指したネットワーク型の研究組織です。2019年には東京大学未来ビジョン研究センターへ発展的に統合されました。
日本の宗教学者（1873-1965）。東京帝国大学教授や陸軍教授を歴任。日本の国民道徳や天皇観を宗教学的に分析し、国家神道という概念を確立したことで知られる。神道研究の第一人者。
日本の観光立国実現を目指し、そのための施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な枠組みを定める法律です。1963年制定の観光基本法を全面改正し、2007年1月1日に施行されました。
観光文化学部は、かつて大学に設置されていた学部の一つで、観光を文化として深く掘り下げた教育研究を展開しました。観光立国推進の流れを受け、幅広い知識と異文化間コミュニケーション能力を備えた、新たな時代の観光産業を担う人材育成を目指しました。
日本の著名な登山家、長久保浩司氏。東京農業大学で山岳部に所属し、卒業後は世界へ挑み、8000m峰5座に登頂成功。最高峰エベレストや難峰K2を含む数々の偉業を達成。現在は会社員として務める傍ら、後進の指導にもあたります。
日本の登山家、田辺治（1961-2010）。8000m峰9座を制覇し、特に冬季や未踏の難ルートを開拓。エベレスト冬季南西壁やK2未踏ルート初登頂など、数々の偉業を達成。ローツェ南壁冬季初登攀の功績で秩父宮記念山岳賞を受賞。慎重なスタイルで知られるも、ダウラギリで遭難死。日本の高所登山史にその名を刻む。
大塚英志原作、大野安之作画による未完のSFアクション漫画。帝国に支配された世界で、満州を舞台に反帝国組織が巨大ロボット「大帝」で抗う物語。スター・システム採用で個性的なキャラクターが活躍します。
押井守原作、大野安之作画の漫画『西武新宿戦線異状なし DRAGON RETRIEVER』。自衛隊の武装蜂起で分断された日本を舞台に、革命政府側の義勇兵となった高校生の活躍と日常を描く作品です。
大野安之氏が『ガンガンファンタジー』で連載した漫画作品。『精霊伝説ヒューディー』の外伝として、哪咤太子を主人公に据え、メディアワークスより単行本が刊行されました。
大野安之が手掛けた異世界冒険ファンタジー漫画『精霊伝説ヒューディー』。多種族が暮らす広大な大地を舞台に、半人半精霊の主人公ヒューディーが自身の出自と運命を求め、復讐と自己探求の旅に出る物語。未完ながらも独自の世界観と個性的なキャラクターが魅力の作品。
日本の漫画家、大滝よしえもん（おおたき よしえもん）。新潟県出身。島本和彦らのアシスタントを経て、角川書店、日本出版社、新声社など多様な媒体で活躍。ユーモラスかつミリタリー色の強い作風で知られ、「玉砕倶楽部」シリーズや戦争漫画、ゲーム関連の作品を数多く手がけています。同人活動も精力的に行っています。
ミドガルドシュランゲとは、1930年代にドイツで計画された超巨大な連結式特殊兵器の名称である。蛇のように地中や水中をも進み、敵拠点への破壊工作を目的としたが、短期間で研究中止された幻の計画兵器。
大野安之氏による漫画『ゆめのかよいじ』は、廃校を舞台にノスタルジーと日本的な伝承を描き出し、旧版のSF要素から復刊版では伝奇色を強めた異色の作品。後に石橋杏奈主演で映画化もされた。
大野安之が『コミック劇画村塾』で連載した代表作『That's!イズミコ』。超IQと先端技術を持つ主人公・イズミコが巻き起こすSFコメディを主軸に、分身カガミコとのシリアスなドラマが展開。ユニークなキャラとメカが魅力。
大野安之の漫画『Lip☆』は、宇宙を巨大な企業組織とする独特な世界観を描くSFコメディ。主人公は、わずかなミスで本社を追われ辺境の営業担当となった元社長秘書Lip。破天妨なトラブルに見舞われながらも、本社復帰を目指すLipの活躍を描く。
民俗学者の赤坂憲雄氏が提唱した「東北学」。東北地方の文化、歴史、地理、経済などを多角的に捉え、その本質に迫る学際的な総合研究の方法と呼称です。東北芸術工科大学の東北文化研究センターを中心に研究が進められています。この独特な視点は、東北の新たな理解を深めるものです。
俳人、医師、地域学者として多角的に活動する五島高資氏の生涯と功績を紹介します。長崎に生まれ、幼少より俳句に親しみ、複数の師に学ぶ。医師としての傍ら、インターネットを活用した句会を主宰。現代俳句を牽引し、多くの受賞と著作を重ねています。地域文化振興にも深い関心を寄せ、活動の幅を広げています。
皇學館大学現代日本社会学部は、日本の歴史・伝統を尊重しつつ、現代社会や福祉分野を探求する学部です。2010年に日本で初めて設置され、建学の精神に基づき国内外で活躍できる人材育成を目指します。
長野県長野市に位置する清泉大学は、カトリック女子修道会「聖心侍女修道会」を設立母体とする私立大学です。1961年に創立、2003年に大学として開設。キリスト教精神に基づく全人教育を推進し、深い学びと豊かな教養を育んでいます。2025年4月より全学部が男女共学となり、大学名も清泉大学に改称しました。長野県唯一のカトリック系高等教育機関として、社会貢献を志す人材を育成しています。
地域科学部（ちいきかがくぶ）とは、より良い地域社会の創造を目指し、文系・理系の垣根を越えた幅広い分野を研究・教育する大学の学部です。日本では国立大学である岐阜大学にのみ設置されている、特徴的な学びの場です。
我が国が直面する人口減少や東京圏への一極集中といった課題に対し、地域社会の持続的な発展を目指す「地方創生」を総合的に推進するために制定された日本の法律です。地域の活性化に向けた基本理念などが定められています。
職業訓練指導員（森林環境保全科）は、厚生労働省が管轄する国家資格の一つです。森林の維持・保全、林業機械の適切な利用に関する専門的な知識と技能を、職業訓練を通じて指導するために必要な能力を証明します。
建設業において、現場の技術者と技能者の中間に位置し、作業班を率い、連絡調整を担う熟練技能者です。国土交通省提唱の民間認定制度で認定され、建設現場の生産性向上に貢献。現在は経営事項審査での評価対象となっています。
李氏朝鮮後期の政治の中心であり、興宣大院君の旧居として知られる雲峴宮。ソウル市鐘路区に位置し、高宗が即位前に過ごした場所でもあります。波乱に満ちた歴史を刻んだこの宮殿は、現在も往時の面影を伝えています。
大正・昭和期、宮内省主厨長として皇室の食を預かり、「天皇の料理番」として知られる料理人。フランスで修行し、日本における西洋料理の普及・発展にも貢献した。その波乱の生涯は小説やドラマでも描かれました。
伊勢神宮が運営する歴史と文化の総合博物館。徴古館、農業館、美術館から成り、神宮の由緒、日本文化、産業、美術など多岐にわたる資料を収蔵・展示。式年遷宮に関する貴重な品々も見られる。
「李朝（りちょう）」は、主に東アジア史において複数の王朝や人物を指す呼称です。特にベトナムの11世紀成立の王朝や、朝鮮半島の李氏朝鮮が代表的ですが、文脈によって異なる時代や対象を指すため注意が必要です。ベトナムの前李朝や三国時代の人物にも同名の例が見られます。
鳥取市に位置する仁風閣は、明治時代に建てられた中国地方屈指の西洋館。フランス風ルネサンス様式が特徴で、国の重要文化財に指定されています。かつて皇族をお迎えし、迎賓館としても利用されたその優美な姿は、訪れる人々を魅了します。歴史と建築美を今に伝えます。
日本の材料化学者、門間英毅（1942年-）は工学博士。工学院大学教授として長年教鞭を執り、特にアパタイトやセッコウなど無機材料の研究で多大な貢献を果たす。数々の学術賞を受賞し、多くの専門書を執筆するなど、材料化学分野の発展に広く寄与した。
日本のファッションデザイナー、長谷川真弓（1977年生まれ）。革製品ブランドMAYUMI HASEGAWAを創立し、手仕事の温もりと革の多様性を活かした独自の製品を展開。多彩な染色技術と幅広いアイテムで注目を集めている。
明治から昭和初期にかけて関西を中心に活動した民間建築家、設楽貞雄（1864-1943）。大阪の新名所・新世界開発に深く関わり、そのシンボルであった初代通天閣の計画・設計を手がけたことで知られています。
日本の著名な都市計画家、教育者。東京大学名誉教授として、アーバンデザインの概念を日本に導入し、その指導、実践、そして後進の育成に多大な貢献を果たした第一人者。数々の国家的プロジェクトや都市景観形成に関与。1932年生まれ。
石川県出身の建築家、梅澤捨次郎は、日本統治時代の台湾で活躍。数多くの公共建築や民間施設を設計し、その多くは現在も文化資産として保存・活用されている。代表作は旧台南警察署、ハヤシ百貨店など。アニメ監督・吉浦康裕の曾祖父にあたる。
林正儀（1945年-）は、福岡県出身の日本のオーディオ評論家。技術的な視点を重視した評論を専門誌に多数寄稿。教職経験も持ち、退職後も評論・執筆活動や専門学校講師として幅広く活動している。
明治から昭和にかけて活躍した建築家・建設業者、木田保造。画期的な深礎工法を発明し、木田組を創業。国内初のRC造寺院など数多くの近代建築を手がけ、特に函館の街並み形成に貢献しました。
義肢装具士として活躍し、広島国際大学で教鞭を執る月城慶一氏。専門性の高い学びに加え、ドイツでの研修も経て国際的な視点を培う。パラリンピックでは修理スタッフとして選手を献身的にサポート。教育者として後進の育成に尽力し、専門書翻訳も手掛けるなど、リハビリテーション分野に多方面から貢献する。
日比野拓は、1972年生まれの建築デザイナー。日比野設計会長として、保育園・幼稚園など幼児施設建築を専門とし、「幼児の城」ブランドで国内外に600件以上の実績を持つ第一人者。教育や地域活性など多岐にわたる活動を展開しています。
明治後期から昭和初期にかけて文部省技師として活躍した建築家、新山平四郎に関する記事です。多くの新設学校建築を手がけ、教育施設の発展に貢献しました。その生涯と代表的な作品について解説します。
川勝邦夫（かわかつ くにお）は日本の工学者。教育工学、機械設計・溶接工学を専門とし、舞鶴工業高等専門学校名誉教授を務める。JICA派遣専門家として東南アジア・アフリカで技術教育支援に貢献。教育実践論文コンクールでの受賞や瑞宝小綬章受章といった功績を持つ。
長野県諏訪市出身の政治家、山田勝文氏（1951年生まれ）は、工学院大学卒業後、養蜂業を経て1999年に諏訪市長に就任。4期にわたり市政の発展に貢献し、退任後の2021年には旭日小綬章を受章。長年の公職における功績が高く評価された人物です。
高知県出身の元プロ野球選手、山下司。1966年ドラフト1位で巨人に内野手として入団。巧守で鳴らしたが打撃に苦戦。日本ハム移籍後の1977年に自己最多86試合に出場し、初本塁打も記録。同年限りで引退した。
小林正紹（1890-1980）は、明治末期から昭和初期にかけて日本の官庁建築を支えた建築家です。大蔵省、内務省などで多くの公共建築に携わり、特に聖徳記念絵画館の原案設計者として名を知られています。生涯の大半を官庁営繕に捧げつつ、個人住宅なども手掛けました。
日本のジムカーナ界を牽引するトップドライバーでありながら、静岡市職員として働く小林キュウテン氏。愛機AW11での伝説、フォーミュラカーでの全日本5連覇など、輝かしいキャリアを築いた異色の存在です。
長野県出身の建築家、北澤興一（1937-）は、工学院大学を卒業後、アントニン・レーモンドに師事し、その設計思想を受け継いだ。特に学校建築においては、利用する子どもたちの視点を重視した設計を心がけ、宮城県石巻市（旧河北町）をはじめ、国内外で数多くの公共建築を手がけた。
日本の建築史家、初田亨（1947-）。近代建築史・都市史を専門とし、工学院大学教授などを歴任。東京の繁華街や近代建築における職人の役割に着目した研究で知られ、建築史学会賞、日本建築学会賞、日本都市計画学会賞石川賞など、主要な建築関連学会賞を数多く受賞。日本の近代建築・都市史研究の第一人者として多大な貢献を果たしている。
今泉善一（1911-1985）は、戦前期には建築運動と日本共産党の活動家として警察に追われ、赤色ギャング事件に関与し投獄された異色の建築家。戦後は防火帯建築の第一人者として全国各地の復興を支え、都市再開発にも貢献した。その波乱に満ちた生涯は、文学作品にも描かれている。
日本の教育者、技術士。工学院大学附属中学校・高等学校長、工学院大学特任教授。情報教育の専門家として、教育工学、特別支援教育などに従事し、情報教育の普及と発展に大きく貢献しています。
日本のランドスケープデザイナー、下田明宏。都市公園、駅周辺、住宅地、リゾートなど多岐にわたる空間のデザインを手掛け、数多くの賞を受賞。株式会社ディー・エム代表、工学院大学名誉教授としても後進の育成や国際的な活動に貢献している。
日本の実業家、上田卓司氏（1951年1月17日生）。長崎県出身。工学院大学建築学科卒業後、フジタに入社し、要職を歴任。2008年から代表取締役社長執行役員を務め、中国事業強化などを主導した。
アクリル装飾は、テレビや舞台でアクリル製セット・小道具の制作、設置、装飾を行う専門職です。1980年代に大道具から分業化し誕生し、スタジオ床保護用アクリル板設置や簡易テーブル制作などを担います。力仕事も伴う専門性の高い職務です。
吉本興業所属のピン芸人、YouTuber。本名、蓜島朋岳（はいじまともたけ）。PCを用いた映像ネタを得意とし、多才な表現者として活動。作家やイラストレーターとしても知られ、YouTubeチャンネル登録者数は絶大な人気を示す。あごをなでると幸運が舞い込むというユニークな伝説も持つ。
日本の中堅・中小企業を対象とした独立系M&Aアドバイザリー・仲介会社です。東証プライム市場上場企業であり、M&A仲介大手の一角を占めます。着手金無料や専門コンサルタントによる専任担当制を特徴とし、企業のM&A検討をサポートしています。
日本の機構学者である野口尚一（1888-1986）。東京帝国大学教授として長く教鞭を執り、工学博士の学位を取得。工学院大学の初代学長として新制大学化を推進し、日本機械学会や日本クレーン協会の会長も務めた。
日本の近代化を土木技術で支えた工学博士、石橋絢彦（1853-1932）。幕臣の家に生まれ、工部大学校で学び、逓信省・工部省で灯台建設や港湾整備に尽力。イギリス留学で先進技術を習得し、日清・日露戦争では軍事的要請にも応じた。日本初の鉄筋コンクリート橋を手がけるなど、明治期インフラ整備に多大な貢献をした。
日本の冶金学の黎明期を支えた工学博士、的場中（1856-1933）。東京帝国大学で教鞭を執り、ドイツ留学で最新技術を習得。退官後も九州工業大学の前身校長として、日本の工業教育に多大な貢献を果たした人物である。
日本の電気工学者（1907-1991）。航空無線分野で「反転式回転無線標識」などを考案。戦後は日本電信電話公社電気通信研究所次長として基幹通信技術の実用化を指導、東京大学・工学院大学で教育・研究に携わった後、運輸省航空事故調査委員会委員長を務めるなど多方面で活躍した。
日本の工学者、東京帝国大学名誉教授（1876-1960）。船舶機関学を専門とし、欧米留学を経て日本の近代工学教育・研究を牽引。万国工業会議組織委員長、日本機械学会会長などを歴任し、国際的に高く評価された。
日本の材料工学者であり、工学院大学の元学長を務めた佐藤光史氏（1955年生）の略歴。秋田県出身で、東京理科大学、東京大学大学院を経て国立科学博物館、工学院大学で教育・研究に貢献。大学の要職や様々な公的委員も歴任した。
明治時代の日本の造船技術と教育の礎を築いた造船学者。工部大学校（現・東京大学工学部）で教鞭を執り、工手学校（現・工学院大学）設立や日本初の造船規定、造船協会（現・日本船舶海洋工学会）創立に尽力した。
国際団体連合（UIA）は、非政府組織（NGO）として、国際組織や国際会議、市民社会に関する調査研究と情報発信を行う機関。ベルギーに本部を置き、ユネスコとも連携しながら、より良い国際社会の実現を目指しています。
日本の大学設置基準等が1991年（平成3年）に改正され、文部省による規制が緩和されたこと。これにより、各大学が独自の学部や教育課程を編成し、多様な高等教育の展開が進む契機となった。
国立で人文・社会・自然・医の四領域を網羅する総合大学。日本では戦前の帝国大学が1947年に名称変更し、国立総合大学と総称された歴史を持つ。海外にも同名の大学がある。学問の広範な分野を研究・教育する機関。
大学病院を中心とした医師・歯科医師の集団を指し、関連病院への医師派遣や人事、研究活動などを担う組織です。教授を頂点とする強い権威を持ちましたが、近年は研修医制度改革などによりその影響力は大きく変化しています。
食品科学科は、大学などの高等教育機関で食品の科学や技術を教育・研究する学科です。国内外に設置され、食品の製造、安全性、機能性などを学びます。卒業後は食品衛生監視員や食品衛生管理者の資格取得につながるほか、食品関連分野での活躍が期待されます。
大学において食品科学と栄養科学を密接に連携させ、「食」と「健康」に関する幅広い分野を横断的に探究する教育研究組織。1987年に静岡県立大学が日本で初めて設置した学際的な学部である。
管理栄養士養成施設は、管理栄養士として活躍するための専門知識と技能を修得する教育機関です。四年制大学または四年制専門学校の形態をとり、卒業することで栄養士資格と管理栄養士国家試験の受験資格（実務経験免除）を取得できます。
栄養学科は、大学や専修学校に置かれ、栄養学に関する教育研究を行う学科です。食と健康を科学的に探求し、人々の健康増進や疾病予防に貢献する専門知識・技術を習得します。栄養士や管理栄養士など、食の専門家を育成する重要な役割を担います。
栄養学研究科は、日本の大学院に設置された、栄養学の高度な専門知識と研究能力を育成するための教育研究組織です。主に栄養学部の上に位置し、修士課程、博士課程を通じて修士（栄養学）や博士（栄養学）などの学位が授与されます。
応用生命科学部は、大学に設置される教育・研究組織の一つです。食品化学や食品工業など、生命科学の応用分野を中心に、基礎理論の探究から社会実装に向けた技術開発までを幅広く学び、食料、健康、環境などの課題解決に貢献する人材を育成します。
中華人民共和国吉林省吉林市に位置する北華大学は、1999年に複数の高等教育機関が統合して誕生した総合大学です。人文、社会、理工、医療など多岐にわたる分野の学部を持ち、国内外からの学生が集まるキャンパスです。
人間生活学部は、人間関係やコミュニケーション、福祉、心理学などを探求し、現代社会が抱える様々な課題（環境、健康、高齢化など）を人間の生活視点から考察・解決を目指す大学学部です。
食品や栄養に対する根拠に乏しい情報を過信し、健康への影響を極端に評価する考え方や行動を指します。特定の食品への偏執的な傾倒や回避として現れ、様々な社会問題を引き起こしています。
ケニア共和国の首都ナイロビに位置する、同国を代表する国立総合大学。その起源はイギリス植民地時代の1956年に設立された王立技術大学に遡り、1970年に現在のナイロビ大学として再編成されました。ケニアにおける高等教育と研究の中心を担っています。
教育公務員特例法（昭和24年法律第1号）は、教育を通じた国民への奉仕という特別な職務を担う教育公務員に適用される法律です。その専門性や責任の特殊性に基づき、任免、給与、服務、研修、懲戒といった人事管理上の重要事項に関する特例を定めています。
和歌山県初の女性首長として知られる、日本の政治家・籔内美和子（やぶうち みわこ）氏について解説します。現在、日高郡美浜町長を2期務めています。長年の行政経験と町民としての視点を活かし、福祉や子育て支援に重点を置いた町づくりを進める彼女の経歴と人物像を紹介します。
和歌山県海南市の政治家、建築士。1951年生まれ。海南市議、和歌山県議を経て、2002年に海南市長に初当選。旧市時代を含め7期務めるベテラン。全国市長会相談役なども歴任。地域行政のリーダーとして長期にわたり市政を担う。
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